ARTES インフォ*クリップ[vol.159]「あさイチ」でテレビのパワーを実感したぞ!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.159]2021/09/25
「あさイチ」でテレビの強さを実感したぞ!号
アルテスパブリッシング
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▼【10月の新刊】細川周平 編著
 『音と耳から考える──歴史・身体・テクノロジー』
▼NHK「あさイチ」で『スイート・スイート・クラシック』が紹介
 されました!
▼【電子版】坂本龍一『コモンズ: スコラ18 ピアノへの旅』発売
▼小室敬幸さんのnote「『ピアノ』よ、お前は一体何者で、どこか
 ら来たのだ?特集……の補遺」
▼【10/16ロードショー開始】渡邊順生さんが出演するドキュメンタ
 リー映画『分子の音色』公開
▼【11/13・14開催】日本音楽学会全国大会にご招待します!(学生
 限定25名様)
▼【10/7-11/1開催(全3回)】浜松で「音楽家のためのサバイバル
 講座」開催、石田麻子さんほか登壇
▼祝・山田和樹さん英国・バーミンガム市交響楽団首席指揮者就任
 決定&『オーケストラに未来はあるか』いよいよ発売開始!
▼【フェア】スコラ・フェア、各店で延長決定!
▼東京オペラシティアートギャラリーで『和田誠展』開催!(10月9
 日から)
▼日光ミュージックブックカフェに三浦裕子さんが出演。『スイー
 ト・スイート・クラシック』を語る!
▼ヤマハミュージック横浜店で『もっと知りたい!!「ピアノ」のこ
 と』フェアスタート!
▼【11/3開催】昭和音楽大学の「実演舞台芸術プロデューサー養成
 講座」にベルンハルト・ケレスさんが登場!
▼祝! 岡田暁生さんが『音楽の危機』で小林秀雄賞を受賞!
▼アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
▼メディア掲載情報
▼好評発売中の既刊より
▼アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
▼アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
▼代沢だより

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【10/25発売予定】
細川周平 編著
音と耳から考える──歴史・身体・テクノロジー

音と耳から考える


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「音響と聴覚」をテーマにした日本初の論集、満を持して刊行!
内外の研究者による多彩な32の論考+ゲスト10名のエッセイを収録

音楽学者・細川周平が国際日本文化研究センターで主宰した研究プ
ロジェクトの成果を刊行。
「音楽」にとどまらず、自然や人、機械などが発するありとあらゆ
る音を対象に、音を受ける聴覚器官(耳)から発想しながら、音と
耳の文化・歴史を問い直す意欲的な論集です。

執筆陣には、音楽や音響はもとより、文学、映画、映像、メディア、
ゲーム、アート、美学、歴史、人類学など幅広い分野から内外の気
鋭の研究者たちが集い、ゲストに大友良英らのアーティストや評論
家などを加えた総勢45人が参加しています。
充実した人名索引・事項索引付き。

「響きを聴く──認識と思索」「聞こえてくる音」「戦前昭和の音
響メディア」「音が作る共同体」「芸能化の文脈──ラッパと太鼓」
「鼓膜の拡張──音響テクノロジーの考古学」「ステレオの時代──
聴く、録る、売る」「サウンドの表現者」「デジタル・ミュージッ
キング」の全10部で構成。

◎序文より
──音と耳の文化的・歴史的な多様性を学問的な境界を越えて問い
直し、今後の議論の礎石となることを期待している。対象とする音
源には自然音・空想音から楽器(道具)音、機械音、電子音まで、
その文脈としては日常生活から医療、メディア、録音技術、映像、
劇場、展示芸術まで含め、現段階の「音故知新」をはかりたい。

──民族音楽学やメディア研究もあれば、人類学もある。アーティ
ストもジャーナリストもいる。理論的なエッセイもあれば、フィー
ルドワークの成果もある。「人が意図してつくった音」としての音
楽を扱った論文は少数だが、いずれも通常は忘れられているような
文脈における演奏が論じられている。楽器と声の表現という音楽の
基本から外れた音響制作やその場についての論考や、デジタル音楽
の初期と最近についての報告もある。実験芸術論もあれば、温泉場
や音楽療法の章もある。こうした領域は最近の英語圏ではサウンド
・スタディーズと呼ばれることが多いが、決してその翻訳ではない。
ここでは「音楽」についての論考も含まれるが、通常の場所やメデ
ィアや聴衆を離れた文脈が重視されている。多岐にわたる話題を10
本の柱を立てて構成した。

定価:本体5000円[税別]
A5判・上製・640頁
発売日:2021年10月25日
ISBN978-4-86559-240-5 C1073
ジャンル:音楽学/音研究
ブックデザイン:中島 浩

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NHK「あさイチ」で『スイート・スイート・クラシック』が紹介さ
れました!

NHK「あさイチ」で『スイート・スイート・クラシック』が紹介されました!


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9月24日(金)のNHK「あさイチ」は、「おかえりモネ」で人気沸
騰中の坂口健太郎さんが出演とあって、ご覧になった方も多いので
はないでしょうか。

この日、9時台前半の「特選エンタ」のコーナーは書籍特集。そのな
かで、三浦裕子著『スイート・スイート・クラシック──洋菓子で
めぐる音楽史』が紹介されました! 取り上げてくださったのは、
出版業界に詳しいライターの永江朗さん。

「食欲の秋」というテーマで、同書の中でも永江さんイチ押しの
「テレマンとバウムクーヘン」の章が紹介されました。著者の三浦
さんは今年「バウムクーヘンの比較文化私的考察」という論文で博
士号を取得されたということもあり、本書の中でも白眉ともいえる
章です。書籍に掲載された写真が、どれも三浦さんがつくったお菓
子であること、巻末にレシピが載っていること、バウムクーヘンが
通常の切り株型でなくドーム型だというところにも注目していただ
きました。

見逃し配信はこちらから(10月1日午前9:54まで。登録が必要です)

番組をご覧になり、興味をもった方は、いますぐ書店へGO! 全
17章にわたって、美麗なお菓子の写真とともに、洋菓子の歴史と音
楽史との意外な交錯を描く『スイート・スイート・クラシック』を、
この秋のテーブルのお供にどうぞ!

本のためし読みはこちらから

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坂本龍一『コモンズ: スコラ18 ピアノへの旅』の電子版をリリース!

坂本龍一『コモンズ: スコラ18 ピアノへの旅』の電子版をリリース!


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7月25日発売の新刊、坂本龍一『コモンズ: スコラ18 ピアノへの
旅』の電子書籍を発売しました。電子書籍の発売日は書店によって
まちまちですが、
アマゾンKindle

楽天Kobo

Google Play

BOOK☆WALKER

honto

Kinoppy

ほか主要電子書店でリリースされています。ぜひご利用ください。

なお、《コモンズ: スコラ》シリーズの既刊17タイトル(commmons
/Avexから発売中)もすべて電子版でお求めいただけます。

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小室敬幸さんのnote「『ピアノ』よ、お前は一体何者で、どこから
来たのだ?特集……の補遺」

小室敬幸さんのnote「『ピアノ』よ、お前は一体何者で、どこから来たのだ?特集……の補遺」


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9月14日にライムスター宇多丸さんのTBSラジオ『アフター6ジャン
クション』で、坂本龍一さんの『コモンズ:スコラ18 ピアノへの
旅』)刊行を期して企画された特集「『ピアノ』よ、お前は一体何
者で、どこから来たのだ?」が放送されました。

ピアノ(鍵盤楽器)成立史のミステリーを追いながら縦横無尽に想
像(妄想?)を膨らませたこの本の第1部のテーマを受け継ぎつつ、
プレイリストを作れなかったその内容を補うだけでなくさらに膨ら
ませた内容で、じつに濃密な55分でした。担当編集者としても発見
があれこれあり、大いに楽しませてもらった次第です。

この特集を企画者してくださった小室敬幸さんには『ピアノへの
旅』でCDガイドを半分執筆していただいていますが、
番組の内容を補強するnoteを書いてくださったのでご紹介します。

最初はピアノができあがるまでの歴史から。現存する最古の鍵盤音
楽とされる曲の演奏に始まって、オルガンの原型であるヒュドラウ
リス(紀元前3世紀!)の復元演奏(本のカラー口絵では国立音楽大
学に展示されているまた別の復元楽器を紹介しています)、ツィタ
ーやダルシマー、チェンバロ、さらには最古のチェンバロ(15世
紀)であるクラヴィキテリウムの演奏(本の39ページに図面を掲
載)などなど、ピアノの歴史を17世紀以前に遡りながら本で話題に
したさまざまな楽器の音を聞くことができます。

なかでも重要な存在であるクラヴィコードの音は、なんとビートル
ズが66年に録音した「フォー・ノー・ワン For No One」! チェ
ンバロだと思い込んだまま何十年も聴いていましたが、あれはクラ
ヴィコードだったんですね。マーク・ルウィソーンの『ザ・ビート
ルズ レコーディング・セッションズ』にも1966年5月9日「ポールの
クラヴィコードがオーバーダブされた」とちゃんと記されていまし
た。

後半は、モーツァルトやベートーヴェン、ドビュッシーなどの名曲
を作曲当時や20世紀初頭のピアノで弾いた演奏を紹介。本の第1部は
「ピアノの謎について、かなり具体的に『ここが分からない』とい
うところまでは辿り着けた」という坂本さんの発言で締めくくって
いるくらいで、このあたりの話はフォローしていないので、ありが
たいかぎり。

シューマンやショパンの演奏が紹介されている小倉貴久子さんには
『カラー図解 ピアノの歴史』という著書もあり、コンパクトながら
内容の濃いそちらもたいへんお薦めです。

本を作りながら坂本さんたちが取り上げた演奏をあれこれ聴いたり、
資料を調べたりしているうちに、工業製品として完成される前のピ
アノの音にすっかり魅了されてしまったのですが、こんな風に音源
を聴きながらテキストを読めるのは現代ならでは。あらためて本を
開いて楽しんでいただけたら嬉しいです。お持ちではない方はぜひ
書店などでご購入を!

小室さんはApple Musicにプレイリストも作ってくれましたので
(小倉さんの音源がSpotifyにはないのです)、『ピアノへの旅』
第2部の音源をピックアップしたプレイリスト

プレイリスト公開!『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』


と合わせてじっくりお楽しみください。

なお、radikoのタイムフリーで聴ける期間はすでに過ぎましたが、
この放送はSpotifyのPodcast

TBSラジオクラウドで音楽以外のトークを聴くことができます。

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【10/16ロードショー開始】
渡邊順生さんが出演するドキュメンタリー映画『分子の音色』公開

【10/16ロードショー開始】渡邊順生さんが出演するドキュメンタリー映画『分子の音色』公開


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弊社刊『新装版 バッハ・古楽・チェロ──アンナー・ビルスマは語
る』の著者のひとりでチェンバロ奏者の渡邊順生さんとノーベル賞
候補としてこれまで何度もマスコミに取り上げられる東京大学特別
教授の有機化学者・中村栄一さん。二人の中学・高校時代からの交
友、そして音楽や科学への情熱を描いたドキュメンタリー映画『分
子の音色 A scientist and a musician』(杉本信昭監督)が10月16日
(土)からポレポレ東中野にてロードショー公開されます。

映画「分子の音色」公式サイト

中村さんはアマチュアのフラウト・トラヴェルソ奏者として、毎年
夏に蓼科の「ハーモニーの家(渡邉暁雄メモリアル)」でサロン・
コンサートを開いていますが、昨年8月のコンサートで渡邊さんと
初めて公的な場での共演が実現。そのコンサートの様子を中心に、
二人の卓越した精神の交流を描きます。

「意味以前の存在、バッハの音楽のように言葉では置き換えられな
いリアリティ、お二人の生き方にもこの映画そのものにも、たたず
まいとしか呼べない在り方を感じます。」(谷川俊太郎)

古楽好きの方々にはぜひ観ていただきたい作品です。

アンナー・ビルスマ+渡邊順生 著/加藤拓未 編・訳
『新装版 バッハ・古楽・チェロ──アンナー・ビルスマは語る』

新装版 バッハ・古楽・チェロ

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【11/13・14開催】
日本音楽学会全国大会にご招待します!(学生限定25名様)

【11/13・14開催】日本音楽学会全国大会にご招待します!(学生限定25名様)


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11月13日(土)、14日(日)の2日間にわたり、第72回日本音楽学会
全国大会が開催されます。昨年は全面オンラインでしたが、今年は
対面・オンライン両方で参加が可能なハイブリッド形式で開催され
ます(会場:信州大学人文学部)。

第72回全国大会の概要、参加要領、プログラムはこちらをご覧くだ
さい。

弊社では毎年、大会の開催にさいして寄付をおこなっておりますが、
昨年ははじめての試みとして、非会員および学生非会員15名ぶんの
参加費を負担しご招待するキャンペーンをおこないました。9月8日
にメルマガで募集したところ、またたく間に定員の半数が埋まり、
9月29日に当サイトでアナウンスすると3日間で定員に達し、「音楽学」
という学問の最前線に触れてみたいというみなさんの意欲を感じる
ことができました。

今年も弊社は同様の方式で、大会への支援をおこないたいと考えて
いますが、募集対象が少し変わります。今年は「学生会員および学
生非会員」のみなさんを対象に「25名」の方の参加費を弊社で負担
してご招待いたします(通常の参加費は学生会員が1人2000円、学生
非会員が1人2500円です)。最終的に募集人数に達しなかった場合は、
学生会員20名、学生非会員5名の参加費に相当する52500円を全国大
会実行委員会に寄付します。

ご希望の方は、以下のメールアドレス宛に、以下の事項をご連絡く
ださい。複数人まとめてのお申し込みも可能です:

宛先:info【アットマーク】artespublishing.com
件名:音楽学会参加希望
本文:参加希望者の人数
   各人のご氏名
   各人の会員/非会員の別
   各人の所属する学校名・学部・学年・専攻名など
   (例:○○大学大学院修士2年 音楽学専攻)

お申し込みの〆切は10月15日(金)といたしますが、募集人数に達
した時点で締め切らせていただきます。

当否の結果は弊社よりメールでお伝えするとともに、参加希望者全
員のお名前と所属学校名を、実行委員会に連絡します。その他の個
人情報(メールアドレスなど)は、この件でのやりとり以外の用途
には使用いたしません。

その後弊社より、メールにて全国大会の申込方法をお知らせいたし
ます。

   ***

※以下は昨年の募集にさいし記した文章ですが、今回対象となる学
 生のみなさんにも読んでいただけたらと思い、再掲いたします
 (再掲にあたり、多少アップデートしました)。

弊社がどうしてこのようなかたちで日本音楽学会に協力することに
したか、以下に簡単に記させていただきます。

大会プログラムを少しご覧になるだけで、およそ思いつくかぎりの
あらゆる分野、そして方法論によって音楽の秘密にアプローチする
ことが、音楽学という世界では許されており、そのことに情熱を燃
やす人々がこんなにたくさんいて、門外漢にはうかがい知ることの
できない豊穣な世界がそこに存在するのだということが、わかって
いただけるものと思います。

アルテスパブリッシングで出版している、とくに研究書とよばれる
カテゴリーの本(いわゆる「堅い本」ですね)のもととなる原稿は、
こういう豊かな研究の場が土壌となって生まれ、さまざまな議論を
へて形作られています。そのなかでも商業出版として成り立つだけ
の普遍性があるとわれわれが判断したものが本になり、書店に並び
ます。学会にかかわりのない、一般の読者のみなさんが初めて出会
うのはこのようにして出版された1冊の本かもしれませんが、そのバ
ックグラウンドには長い期間をかけてこういう場で積み重ねられた
議論があり、さらにいえばそれ単体では出版にはいたらずとも、さ
まざまな後続の研究の土台となり栄養分となるような基礎研究や地
道な調査があるのだということを、ぜひ知っていただけたらと思い
ます。

アルテスではこれまでも賛助会員として日本音楽学会の運営に協力
してきましたが、昨今は、他の多くの(とくに人文系の)学術組織
の例に漏れず、同学会でも会員数の減少とそれにともなう財政事情
の悪化に苦しんでいます。

アルテスはここ数年、全国大会への支援をおこなってきましたが、
昨年度の寄付にあたり、より意志を明確にし具体的な目標を示すか
たちで支援させていただけないかと実行委員会の先生方にお願いし
たところ、わたしたちの思いを快く受け入れてくださいました。

アルテスの本をご愛読くださっているみなさんのように、音楽学に
興味はあるけれど、学会に参加するのは敷居が高いという方々に、
まずはいちど全国大会に参加していただき、音楽学の研究の最前線
に触れていただきたい。そしてもちろん、意欲のある方にはぜひ会
員となっていただきたい。このやり方は、学会への直接の寄付とは
なりませんが、長い目で見れば、学会の将来にとっては意味のある
ことなのではないかと考えました。

この試みがいかほどの功を奏するものかわかりませんが、まずはぜ
ひ多数の方々に参加していただき、これからの音楽学会の、ひいて
は日本の音楽学の動向を当事者として体験していただけたらと思っ
ています。

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【10/7-11/1開催(全3回)】
浜松で「音楽家のためのサバイバル講座」開催、石田麻子さんほか
登壇

【10/7-11/1開催(全3回)】浜松で「音楽家のためのサバイバル講座」開催、石田麻子さんほか登壇


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10月7日、20日、11月1日の3回にわたり、浜松市で「音楽家のための
サバイバル講座」が開催されます。

初日となる10月7日(木)には弊社刊『クラシック音楽家のためのセ
ルフマネジメント・ハンドブック』の日本語版監修者でもある昭和
音楽大学教授・石田麻子さんが登場。「音楽家としての見せ方──
いかに自分を社会にデビューさせるか」というテーマでお話をされ
ます。

他の回は広島を拠点とする音楽プロデューサーの荻原忠浩さん(10月
20日)、国際的に活躍するサックス奏者の雲井雅人さん(11月1日)
が登壇。

各回のファシリテーターを浜松で活動する若い音楽家がつとめると
いうのもユニークです。

講座の詳細とお申し込みはこのページをご覧ください。

参加費は無料、どなたでもお申し込みできます。各回定員30名です
ので、どうぞお早めにお申し込みください。

B.ケレス+B.メーネ 著/後藤菜穂子 訳/石田麻子 日本語版監修
『クラシック音楽家のためのセルフマネジメント・ハンドブック』

クラシック音楽家のためのセルフマネジメント・ハンドブック

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祝・山田和樹さん英国・バーミンガム市交響楽団首席指揮者就任決
定&『オーケストラに未来はあるか』いよいよ発売開始!

祝・山田和樹さん英国・バーミンガム市交響楽団首席指揮者就任決定&『オーケストラに未来はあるか』いよいよ発売開始!


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アルテス9月の新刊『「超」音楽対談 オーケストラに未来はある
か』(浦久俊彦+山田和樹著)はいよいよ20日に発売開始!(一部
書店ではすでに店頭に並んでいます)

「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか

そして、タイミングを見計らったかのように、ビッグニュースが飛
びこんできました。著者のひとりで指揮者の山田和樹さんが、来年4
月から英国の名門オーケストラ、バーミンガム市交響楽団の首席指
揮者に就任するとのこと!

山田和樹さん、英国の名門・バーミンガム市交響楽団の首席指揮者に|朝日新聞

バーミンガム市響といえば、サイモン・ラトル、サカリ・オラモ、
アンドリス・ネルソンスらが首席指揮者や音楽監督をつとめた英国
を代表するオケのひとつ。山田さんは2012年にはじめて指揮してか
ら、「何でも言える家族のような間柄」(山田さん)を築いてきた
同楽団と、まさに満を持して新たなステージの開始となります。

そんな山田さんと博覧強記のプロデューサー浦久俊彦さんが、オー
ケストラとは何か? 音楽とは何か? コロナ後の音楽生活はどう
なるのか?……などなど誰もがいま知りたいさまざまなテーマにつ
いて、とことん語り合った「超・音楽対談」。ぜひお読みください!

ためし読みはこちら

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【フェア】
スコラ・フェア、各店で延長決定!
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全国9つのお店で開催していた坂本龍一『スコラ』フェア、ありがた
いことにいくつかのお店から開催延長のお知らせをいただきました。

・丸善京都本店での『スコラ・フェア』好調のため延長決定!

丸善京都本店での『スコラ・フェア』好調のため延長決定!

・ジュンク堂書店吉祥寺店でも『スコラ・フェア』好調のため延長
 決定!

ジュンク堂書店吉祥寺店でも『スコラ・フェア』好調のため延長決定!

・ジュンク堂書店池袋本店でも『スコラ・フェア』好調のため延長
 決定!

ジュンク堂書店池袋本店でも『スコラ・フェア』好調のため延長決定!

ひきつづき、どうぞよろしくお願いいたします!

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東京オペラシティアートギャラリーで『和田誠展』開催!(10月9日
から)

東京オペラシティアートギャラリーで『和田誠展』開催!(10月9日〜)


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イラストレーター、グラフィックデザイナーとして長年第一線です
ばらしい仕事を続けてこられた和田誠さん。惜しくも一昨年83歳で
亡くなられましたが、その和田さんの展覧会『和田誠展』が、10月9
日(土)から2ヵ月以上にわたって、東京オペラシティアートギャラ
リーで開催されます。

アルテスパブリッシングでは、レコードジャケットなど正方形の作
品を集めた『Record Covers in Wadaland 和田誠レコードジャケッ
ト集』と、装丁を手がけた本を700点以上収めた『Book Covers in
Wadaland 和田誠装丁集』という2冊の作品集を刊行させていただ
きました。

Record Covers in Wadaland 和田誠レコードジャケット集

Book Covers in Wadaland 和田誠装丁集

展覧会のサイトには30のトピックが挙げられていますが、そのうち
15番目の「手がけた書籍は2000冊以上「装丁」」は『和田誠装丁
集』で、17番目「31センチ角の舞台「LPジャケット」」は『和田誠
レコードジャケット集』で見ることができるというわけです。

残念ながら『和田誠装丁集』のほうは在庫切れで、カバーが汚れた
り傷んだりしているものがわずかに残っているだけ。ダメージ品と
して近々アルテスの公式ショップで販売する予定ですので、少々お
待ちください。

ともあれ、これまでになかった規模の大きな回顧展になりそうなの
で、ぼくらもぜひ会場に足を運びたいと思います。会期や入場料な
どは『和田誠展』公式サイトをご覧ください。

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日光ミュージックブックカフェに三浦裕子さんが出演。『スイート・スイート・クラシック』を語る!
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毎回音楽書をめぐる話題をお届けするYouTube番組「日光ミュージ
ックブックカフェ」にお菓子研究家の三浦裕子さんが出演、弊社刊
の著書『スイート・スイート・クラシック──洋菓子でめぐる音楽
史』について語っています。

【日光ミュージックブックカフェ】スイート・スイート・クラシック
洋菓子でめぐる音楽史|ゲスト 三浦裕子 / 道の駅日光 michi-no-
eki nikko

食にかんする価値観の変化や、お菓子と音楽史の甘い(?)関係に
ついて、たっぷりとお話が聴けます。ぜひご視聴ください!

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ヤマハミュージック横浜店で『もっと知りたい!!「ピアノ」のこと』
フェアスタート!

ヤマハミュージック横浜店で『もっと知りたい!!「ピアノ」のこと』フェアスタート!


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ヤマハミュージック横浜店楽譜・書籍売場にて、『もっと知りたい!!
「ピアノ」のこと』と題したフェアがはじまり、そこで『ピアノへ
の旅』がフィーチャーされています!そのほかのアルテスのピアノ
関連書もそろえられ、オリジナルの手書きPOPをつけていただいて
います♪

フェアは9月3日(金)から10月11日(月)まで開催。

店内には、国内外の楽譜、書籍や音楽をモチーフにした雑貨などが
たくさん並んでいます。
一人でも多くのお客様に見ていただけますように!

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【11/3開催】
昭和音楽大学の「実演舞台芸術プロデューサー養成講座」にベルン
ハルト・ケレスさんが登場!

【8/31-11/3開催】昭和音楽大学で「実演舞台芸術プロデューサー養成講座」が開講、ベルンハルト・ケレスさん、林田直樹さん、豊田泰久さんが登場!


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昭和音楽大学にて、「令和3年度文化庁 大学における文化芸術推進
事業」として「アートマネジメント人材育成事業 実演舞台芸術プロデューサー養成講座」が開講されています。

9月4日(土)には「実演舞台芸術をめぐる環境はどうなる?──コンサートホールにおける視覚化の流れとネット配信による多様化
と題して、音楽ジャーナリストの林田直樹さんと音響設計家の豊田
泰久さんが登壇。アルテスのnoteでも熱く語られたテーマがさらに
深化して展開されました。

11月3日(水)には「ポストコロナ時代におけるクラシック音楽の可
能性」と題して、弊社刊『クラシック音楽家のためのセルフマネジ
メント・ハンドブック』の著者のひとりであるキャリア・コンサル
タントのベルンハルト・ケレスさんが登壇(モデレーターは同書の
日本語版監修者である昭和音楽大学教授・石田麻子さん)。こちら
も書籍の内容がよりアップデートされて紹介されるのが楽しみです。

クラシック音楽家のためのセルフマネジメント・ハンドブック

クラシック音楽家のためのセルフマネジメント・ハンドブック

ほかにもたいへん盛りだくさんの内容のこの連続講座、昭和音楽大
学内の会場で聴講する公開講座のほか、zoomを利用した同時双方向
配信、録画配信など、さまざまなチャネルで視聴可能です。参加費
は無料ですので、ぜひふるってお申し込みください(講座の詳細と
お申し込みは下記のURLから)。
https://event.tosei-showa-music.ac.jp/producerkouza2021/

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祝! 岡田暁生さんが『音楽の危機』で小林秀雄賞を受賞!

祝! 岡田暁生さんが『音楽の危機』で小林秀雄賞を受賞!


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弊社刊『すごいジャズには理由(ワケ)がある』の著者のひとりで
もある音楽学者の岡田暁生さんが、コロナ禍があぶり出した音楽と
社会の構図、音楽に残された可能性について考察した『音楽の危機
──《第九》が歌えなくなった日』(中公新書、2020)で、このほ
ど第20回(2021年)小林秀雄賞を受賞されました。

第20回 小林秀雄賞|新潮社

授賞理由は以下のとおりです:

「「音楽」というものの生々しさと理念を情熱的に撚り合わせなが
ら、コロナ禍という盛り上がれない時代の中で、音楽の未来を探っ
た。アクチュアルであり、「時間論」としても優れた論考。」
(文責・新潮文芸振興会事務局)

岡田さん、おめでとうございます!

岡田暁生+フィリップ・ストレンジ
『すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話』

すごいジャズには理由(ワケ)がある

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アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
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大小さまざまなオンライン書店を上でご案内していますが、教科書
やテキストなど必要な本が買えなくて困っている、行きつけの書店
が利用できなくなった、といった際には、アルテスのショップもお
使いになってください。

アルテス公式サイトのショップでは、200タイトル近いアルテスの
刊行書籍を、(絶版・品切れの本を除いて)すべて国内送料無料で
販売中です。

お支払いはPayPal、銀行振込のいずれかを選んでご利用ください。

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メディア掲載情報
https://artespublishing.com/news/media/
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『レコード・コレクターズ』10月号にミシェル・ルグラン『君に 捧げるメロディ』の書評掲載!

毎日新聞「COVER DESIGN」で鈴木成一さんが『ピアノへの 旅』を選んでくださいました!

宇多丸さんのTBSラジオ『アフター6ジャンクション』でピアノ特集!

読売新聞でミシェル・ルグラン『君に捧げるメロディ』が紹介されました

『君に捧げるメロディ』が『サウンド&レコーディング・マガジン』で 紹介されました

【盛況&完売御礼】浦久俊彦さんと山田和樹さんの対談が上毛新 聞で紹介されました

ミシェル・ルグラン自伝2冊を松山晋也さんが『intoxicate』でレビュー!

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好評発売中の既刊より
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【9月新刊】
浦久俊彦・山田和樹[著]
「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか

「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか

樋口隆一[著]
バッハ学者は旅をする──私の音楽草枕

バッハ学者は旅をする

【7月新刊】
坂本龍一+伊東信宏・上尾信也・小室敬幸[著]
コモンズ: スコラvol.18ピアノへの旅

ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)

森本恭正+南博[著]
音楽の黙示録──クラシックとジャズの対話

音楽の黙示録

日本ワーグナー協会[編]
ワーグナーシュンポシオン 2021
特集 ワーグナーと古代ギリシア

ワーグナーシュンポシオン 2021

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アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ

本の購入方法


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アルテスの本は、全国の書店・楽器店・CDショップ・オンライン
ショップにてお買い求めいただけます。そのなかでもお求めいただ
きやすいお店のリストを公開していますので、ぜひご利用ください
(リストは随時更新しています。各店の在庫はご来店の前にご確
認・お問い合わせください)。

弊社(ウェブサイト・電話・FAX)でもご注文をうけたまわってい
ます(送料無料・郵便振替手数料弊社負担)。

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アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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◎書籍
ピーター・バラカン(著)『ピーター・バラカン式英語発音ルール』駒草出版

石田麻子(著)『芸術文化女性の考え方──アーツカウンシルの戦略的投資』美学出版

和久井光司(責任編集)『ニール・ヤング 全公式音源攻略ガイド』河出書房新社

北中正和(著)『ビートルズ』新潮新書

松井ゆみ子『アイリッシュネスへの扉』ヒマール

田口フミヒト・小林ヤスタカ・今野オサム『骨折映画館〈死闘篇〉〈平成頂上作戦〉』リクロ舎

田口史人(著)『寺内タケシの宇宙と故郷(上・下)』円盤

文弘樹『こんな本をつくってきた 図書出版クレインと私』編集グループ〈SURE〉

チック・コリア(著)/八島敦子(訳)『チック・コリアのA Work In Progress』ヤマハ

ダン・ウーレット(著)/丸山京子(訳)『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』シンコーミュージック

『洋楽ロック史を彩るライヴ伝説 ウドー音楽事務所の軌跡を辿る』シンコーミュージック

永田希(著)『書物と貨幣の五千年史』集英社新書

◎コンサート/イヴェント
10/1|松平敬バリトン・リサイタル──声×打楽器×エレクトロニクス|杉並公会堂 小ホール

10/1-2|ボンクリ・フェス#5|東京芸術劇場

10/16公開|映画 分子の音色|ポレポレ東中野

11/5|糸井マキ|サンデーモーニングコンサート|Hareza池袋 としま区民センター6F 小ホール
※URLなし

11/9|永ひろこソプラノリサイタル|名古屋伏見 電気文化会館

11/25|福田進一+鈴木大介 ギター・デュオ・リサイタル|静岡音楽館AOIホール

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■代沢だより
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・8月に父を、9月に義母を見送りました。立て続けに家族を亡くし
 て思うことは、通夜や告別式で「語り合う」ことのたいせつさで
 す。いまは感染対策として、葬儀業者から「お通夜のあいだ線香
 の火が消えないように見守っていますから、ご家族はどうぞお帰
 りください」といわれるのです(一晩放っておいても消えない蚊
 取り線香のようなかたちの線香もあります)。コロナ前は、亡く
 なった方のそばに家族が寄り添って、交代で番をしたり、一晩じ
 ゅう飲み交わしたりしたものでした。喪失の創(きず)を負った
 者どうしで語ることで、それぞれの胸の中に故人がやすらう場を
 得て、ぽっかり空いた穴を埋めてくれるような気がします。そう
 した喪の時間をしっかり過ごすことなく日常の生活に戻ってしま
 うと、思わぬ時に疵口が開いてしまったり、自責の念が襲ってき
 たり、現実との乖離の感覚にさいなまれたりすることがあります。
 いまはせめてできるだけゆっくりと静かに過ごすこと、家族どう
 しで言葉を交わすことにつとめています       [木村]

・この週末は来月の新刊『音と耳から考える』の校了まっただ中。
 42本の原稿がつまった640ページの大冊で、この夏はひたすゲラ
 と組版と索引づくりに励んでいました。「気鋭」という言葉のふ
 さわしい30代からベテランまでの研究者が力作を寄せています
 ので、音楽研究に関心のある向きはお見逃しなく。
 アルテスで『クレオール・ニッポン』というCDブックをリリー
 スしているシンガーの松田美緒さんが、来月新しいアルバムを発
 表します。南米ウルグアイの巨匠ウーゴ・ファットルーソがプロ
 デュースとアレンジしていると聞いて楽しみにしていました。タ
 イトルは『La Selva』、特設サイトで先行予約受付中です。アー
 トカードやTシャツとのセットなどもありますので、ぜひお早め
 に。詳しくは改めてご案内します。         [鈴木]
 『La Selva』特設サイト
 
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ARTES インフォ*クリップ          配信数:2493通
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発行日:2021年9月25日
発 行:株式会社アルテスパブッシング
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-16-23-303
TEL 03-6805-2886│FAX 03-3411-7927
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