東京/中日新聞に『日本音楽の構造』の書評掲載!

本日27日の東京新聞に、評論家の篠崎弘さんによる『日本音楽の構造』(中村明一著)の書評が掲載されました(明日28日には中日新聞にも掲載されます)。こちらで全文を読むことができます

日本の伝統音楽は従来「ハーモニーのない劣った音楽」とされてきたが、実は「全人類の宝」だというのが本書の主張だ。

だが単純な「日本すごい本」ではない。

として、著者が着目した数々の論点と具体例をコンパクトに整理しながら、日本の自然環境、労働環境、生活環境が育んだ日本独自の聴覚から「日本音楽の特徴」が生まれたという本書の眼目が紹介されています。これからの音楽教育への著者の提言を「説得力がある」と評価していただけたのも嬉しいです。

最後に触れられているように、「現代J-POPの歌手たちを伝統音楽との関わりで分析した項なども興味深い」ので、伝統音楽にかぎらず広く日本の音楽に関心のある方々はぜひご一読ください。