小沼純一さんが「intoxicate」誌で『日本音楽の構造』を高く評価してくださいました

タワーレコードのフリーマガジン『intoxicate』の最新170号(6月20日発行)で、中村明一『日本音楽の構造』を高く評価してくださいました。

尺八・箏・三味線による邦楽四重奏団と、尺八演奏家5人によるThe Shakuhachi 5による新しいアルバム(CD)とともに取り上げた1ページの記事で、本書を評する言葉には、中村さんの目指すところが十全に汲み取られていて、たいへんうれしいレビューです。

書名どおり伝統音楽のとどまらずJ-POPまで含めた日本の音楽全体に、この列島に住み、この言葉を話す、この身体を基盤にして、西洋音楽を基準にするのとは異なる考え方で切り込んでいることを踏まえて、

(音楽に)興味はあるけどよく知らないというひとにも、ひらかれている

音楽をただの趣味・娯楽としてではなく、文化として、ひとのいとなみとしてとらえる

こうした本がいま必要だ、必要とされているのだというのを気づきたい

と、著者の切実さを理解して評価してくださいました。小沼さん、どうもありがとうございました!