『レゲエ入門』を「金字塔」と『サウンド&レコーディング・マガジン』で絶賛!

特にレゲエのリズムについての構造分析は初版刊行時から15年たった現在も色あせない金字塔的な意義を持っている。願わくは、ほかのジャンルの音楽書においても、本書くらいの正確な音楽構造の分析があってほしい。

『サウンド&レコーディング・マガジン』12月号で横川理彦さんがこんな風に『レゲエ入門』を絶賛して下さいました。ジャマイカという小さな島国でメント、カリプソからスカ、ロック・ステディ、そしてレゲエ、ダブへというスタイルの変化を明快に分析したところに本書の真髄を見出し、

北米のR&Bの2/4拍のバックビートとどう違うのか、アフリカのリズムとどのような関係にあるのかがはっきりと示される。テンポの変化とリズムの取り方の違い、メロディとリズムのバウンス感の現れ方、ダブによる音の変化と〈感覚の変容〉などは決定的に重要な項目

そして

現在のビート・ミュージックに関心のある人も、本書を読み込み、紹介されている名盤を聴いて、さらにリズムに関する理解を深めてもらいたい。

と結ばれています。レゲエ・ファンにかぎらず広く音楽ファンに読んでいただけたらうれしいです。