京都賞受賞記念、ザーキル・フセイン氏の講演&パフォーマンス動画配信!

今年6月に発表された第37回(2022)京都賞(公益財団法人稲盛財団主催)受賞者による受賞記念講演の動画が11月10日に公式ウェブサイトで公開されました。

弊社代表・鈴木が専門委員として審査に参加させていただいた思想・芸術部門はインドのタブラー奏者ザーキル・フセイン氏が受賞。こちらのページで5分半ほどの紹介動画と、受賞記念の講演として北インド古典音楽の歴史やタブラーという楽器の過去・現在・未来をザーキルが解説し、さらにウズベキスタンから枠型太鼓ドイラの奏者アッボス・コシモフ、イランからトンバクとダフを演奏するページャム・アハヴァースの3人が即興で10分ほど演奏する動画(計40分ほど)の2本を見ることができます。

彼のライヴは東京で一度だけ見たことがあり、人間業とは思えない超絶的な演奏に唖然としたのを記憶しています。この動画は楽器の解説も懇切丁寧で勉強になりますし、トッププレイヤーが実演とともに語ってくれるわけですから、見逃す手はありません。吉見征樹さんやU-zhaan(ユザーン)さんをはじめ日本でもタブラー奏者が増えていますが、彼らのファンもインドの古典音楽に関心をもつ人も必見と言っておきましょう。京都で開催される予定だった式典がオンラインに切り替わってしまったのは残念でなりませんが、多くの人にご覧いただけることを願っています。

なお、先端技術部門を受賞したカーバー・ミード氏、基礎科学部門を受賞したブライン・T・グレンフェル氏の講演動画も併せて配信されていますので、ご関心のある向きはぜひどうぞ。