アルテスは今年から、日本ワーグナー協会の年刊誌『ワーグナーシュンポシオン』を発行・発売いたします。
『ワーグナーシュンポシオン』は、わが国におけるワーグナー研究の成果やワーグナー芸術にかんする多様な情報を発信する年刊誌。日本ワーグナー協会が創立から今日まで、ほぼ10年単位で誌名と編集方針を更新しつつ、刊行を続けています。
「シュンポシオン」は、古代ギリシャで酒を酌み交わしながらおこなわれていた議論のことで、プラトンの対話篇『饗宴』の原題でもあります。本誌を、ワーグナーについて真摯かつ自由闊達に語り合う場にしたいとの願いが、この誌名にこめられています。
本号では、「ワーグナーの呪縛(1)」と題して、ブラームス、ニーチェ、ヒトラーほか「ワーグナーに呪縛された人々」を取り上げるほか、山崎太郎、東野治之、樋口裕一など各氏が寄稿。バイロイト音楽祭や国内の上演報告、内外の文献紹介ほか最新情報も満載しています。[G]
※発売日を当初発表した5日から18日に変更しました。[6月13日追記]