細川周平さんの『熱帯の真実』評(『ユリイカ』誌)をnoteで公開!

カエターノ・ヴェローゾ『熱帯の真実』の刊行から6年後の2003年、『ユリイカ』誌の2月号「カエターノ・ヴェローゾ特集」に、音楽学者・細川周平さん(現・国際日本文化研究センター名誉教授)による『熱帯の真実』評が掲載されました。その当時、原書を通読してこれほど深く的確に読み取った方が他にいたとは思えませんし、それから17年以上経ったいまも本書の読書ガイドとして最高のテキストと言っていい素晴らしい内容です。

本書の編集中にもたびたび参照していたこの原稿を、今回細川さんと『ユリイカ』編集部のご厚意により、アルテスのnoteで公開させていただきました。本書をすでに読み終えた方、今読んでらっしゃる方、これから読んでみようかなと考えている方、どなたにとっても得るものは大きいと思います。

細川周平「『熱帯の真実』を読む」

noteでは4回に分けて掲載しましたが、マガジンとしてまとめてあります。
見出しだけ抜き出すと以下のとおり。

名前のない国、国のない名前
遅れて発見された国
マリリン、ウォホール、シャクリーニャ
「英語を覚えなさい」
白と黒の肖像
マニャタン

ではどうぞ、ごゆっくりお楽しみください。[鈴木]