9月10日発売予定の『音楽と病のポリフォニー──大作曲家の健康生成論』の刊行を記念し、著者・小林聡幸さんと精神科医の斎藤環さんのトークイベントを青山ブックセンター本店にて開催することになりました。同書で論じられたクラシック音楽と精神病理との関係を、斎藤さんの詳しいポピュラー音楽や社会問題にも敷衍しての興味つきない対話となるはずです。お早めにお申し込みください!
『音楽と病のポリフォニー 大作曲家の健康生成論』(アルテスパブリッシング) 刊行記念
「音楽は狂気か、それとも生存戦略か」
斎藤環 ✕ 小林聡幸 トークイベント
http://www.aoyamabc.jp/event/salutographicae/
日程:2018年9月16日 (日)
時間:18:00~19:30
開場:17:30~
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
お問合せ先:青山ブックセンター 本店
電話:03-5485-5511
受付時間:10:00~22:00
9月10日に発売となる小林聡幸さんの新著『音楽と病のポリフォニー 大作曲家の健康生成論』(アルテスパブリッシング)は、作曲家が創造によって健康を維持し強化したという「健康生成論」の立場から、彼らの生涯のエピソードや作品の意味を捉えなおした画期的な著作です。
今回は精神科医の斎藤環さんをゲストに迎え、斎藤さんが愛好するポピュラー音楽の事例も紹介しつつ、芸術創造と病の関係を明らかにします。
終演後、お二人のサイン会も開催いたします。
斎藤環(さいとう・たまき)
1961年岩手県生まれ。筑波大学医学専門学群(環境生態学)卒業。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長を経て、2013年より筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、および病跡学。『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店)で第11回角川財団学芸賞を受賞。
小林聡幸(こばやし・としゆき)
1962年長野県生まれ。自治医科大学卒業。博士(医学)。2016年より自治医科大学精神医学講座教授。専門は精神病理学、病跡学。著書に『シンフォニア・パトグラフィカ──現代音楽の病跡学』(書肆心水、2009年日本病跡学会賞受賞)、『行為と幻覚──レジリアンスを拓く統合失調症』(金原出版)など。