「歌い手から見た神話の本はない。それなら自分で書いてしまおう」|日経新聞に彌勒忠史さんのインタビュー掲載

本日(6月24日)付けの日本経済新聞読書面に『歌うギリシャ神話』の著者でカウンターテナー歌手の彌勒忠史さんのインタビューが掲載されました。

「古典音楽を歌ったり聴いたりする際、神話やキリスト教に関する知識があるともっと楽しめる。それなのに難解だという理由で敬遠されるのが惜しいと感じていた」

「歴史学の観点から見たギリシャ神話の著作は多いが、歌い手から見た神話の本はない。それなら自分で書いてしまおうというのが発想の根本にある」

「イタリア人には障害が大きいほど愛は燃えるものという考えが脈々と受け継がれている。それはアモーレの影響が大きい」

「日本の文化は神話をうまく取り込み、別の物語を形成している。難しそうな神話もサブカルの観点から考えるとぐっと身近になると思う」

などなど、本の内容から発して、さらに興味を掻き立ててくれる記事となっています。以下で全文を読むことができます(会員登録が必要)。

日経電子版|あとがきのあと|「歌うギリシャ神話」 彌勒忠史氏 複雑な構造を解きほぐす

そして、インタビューにも触れられていたモンテヴェルディのオペラ「ポッペアの戴冠」。この秋9月2日(土)、川口総合文化センターリリア音楽ホールにて、彌勒忠史さんの演出で上演されます! 濱田芳通さん(指揮/音楽監督)、アントネッロ(管弦楽)による定評ある「オペラ・フレスカ」シリーズでの「再演」となります。この日は濱田芳通さんの新著(アルテス刊)も先行販売の予定。ぜひお越しください!

彌勒忠史 公式WEBサイト|歌劇「ポッペアの戴冠」2017/9/2