[新刊]片山杜秀『近代日本の右翼思想』

弊社からこの冬、音楽評論集を刊行予定の片山杜秀さんが、講談社から「選書メチエ」の1冊として『近代日本の右翼思想』を上梓されました。
音楽関係ではわずかに、伊福部昭の親戚にあたる思想家・伊福部隆彦や團伊玖磨の祖父・團琢磨の名前が出てくるくらいですが、「右翼」という思想がいかに「日本的」であり、精神というよりも身体に根ざすものであるかがよくわかり、片山さんのもうひとつの専門である近代日本の音楽・作曲にも直結する「のっぴきならない」問題であることが実感されます。
「あとがき」の冒頭には、笑いました。[木村]
◎講談社 http://www.kodansha.co.jp/
◎選書メチエ http://shop.kodansha.jp/bc/books/metier/index.html