毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました

オルティス 変奏論

毎日新聞で「オルティス 変奏論」が紹介されました。

訳者がヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者の平尾雅子だけに、納得のいく文章にこなれている。たとえば、ボウイング(運弓法)のこまやかな指示を読んでいるうちに、自らが弾いているような、またはそこから実際に音が聞こえてくるようなリアリティーが感じられる。楽譜がきちんと付き、弾き手にとっては必読の書だが、聞き手にとってもまるで自分が共演しているように楽しめるのである。この邦訳は貴重な偉業と言っていい。

http://mainichi.jp/tanokore/art/003146.html
楽譜にまで言及していただき、版元としては嬉しいかぎり。ありがとうございます!
そして2月11日(木)には東京・祐天寺の聖パウロ教会で出版記念演奏会も開かれます。前半は、日本では演奏されることの少ないオルティスの典礼音楽、後半はレセルカーダ・オン・パレードです。レセルカーダの演奏の際には、演奏者による変奏(ディミニューション)や対旋律も試みる予定とのこと。残された楽譜に、どれだけ奏者の息を吹き込むことができるか、それこそがルネサンス音楽演奏の醍醐味。どのような演奏会になるか、いまから楽しみです。
オルティスの魅力、再発見をめざすコンサート、ぜひ、ご来聴を!
◎16世紀スペイン音楽家の名著をひもとく旅より
 深遠なるルネサンスの調べ
 ディエゴ・オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
◎日時:2010年2月11日(木)15:00開演
◎場所:日本聖公会東京教区 聖パウロ教会
◎料金:4,500円(学生2,500円)
◎出演:平尾雅子、櫻井茂、頼田麗、武澤秀平、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、鈴木美登里、上杉清仁、谷口洋介、小笠原美敬、及川豊(声楽【ラ・フォンテヴェルデ】)、永田平八(ビウェラ、リュート)、上尾直毅(チェンバロ、オルガン)
◎お問い合わせ:アレグロミュージック TEL:03-5216-7131
http://www.masakohirao.net/t03information/