ARTES インフォ*クリップ[vol.157]今年の夏は「スコラ・フェア」目白押し!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.157]2021/07/29
今年の夏は「スコラ・フェア」目白押し!号
アルテスパブリッシング
https://artespublishing.com/
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▶【フェア】坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、
 スタート!
▶【7月の増刷】『YMOのONGAKU』『ピアノ・テクニックの科学』
▶『《ニーベルングの指環》教養講座』の電子版を発売しました
▶GQ JAPANで坂本龍一×伊東信宏対談公開!─『コモンズ:スコラ
 vol.18 ピアノへの旅』刊行記念!
▶プレイリスト公開!『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』
▶【7/29開催】高知蔦屋書店で森本恭正さんの『音楽の黙示録』朗
 読会開催
▶【9/11開催】四ツ谷いーぐるにて森本恭正さんと南博さんによる
 朗読と座談の会を開催
▶札幌市内4書店でヨマサル市2021、開催中!
▶【8/13】寺嶋陸也さんが奏でる「被爆ピアノ」、そして東京音楽
 大学の学生たちの歌声!|「被爆ピアノコンサート」情報拡散・
 クラウドファンディングへの協力のお願い
▶【8/22・29・9/5オンライン開催】吉原真里さんが「クラシッ
 ク音楽と人種・ジェンダー・文化資本」を語る!
▶【9/18開催】片山杜秀×山崎浩太郎「昭和音楽史」第5弾は日比
 谷が舞台!
▶桂川潤さんの逝去を悼んで
▶アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
▶メディア掲載情報
▶好評発売中の既刊より
▶アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
▶アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
▶代沢だより

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【フェア】『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、スター
ト!
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坂本龍一著『スコラvol.18ピアノへの旅』の発売記念フェアが、各地
の書店で次々に始まっています!
ピアノやピアニストの関連書、坂本さんやYMO関連の書籍も展開し
てくださっていますので、ぜひお立ち寄り下さい!

・ジュンク堂書店池袋本店:9月12日(日)まで

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、ジュンク堂書店池袋本店でスタート!


・ジュンク堂書店鹿児島店:8月31日(火)まで

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、ジュンク堂書店鹿児島店でスタート!


・くまざわ書店武蔵小金井北口店

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、くまざわ書店武蔵小金井北口店でスタート!


・ジュンク堂書店大阪本店

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、ジュンク堂書店大阪本店でスタート!


・MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店でスタート!


・MARUZEN & ジュンク堂書店渋谷店:8月末まで

坂本龍一『スコラvol.18 ピアノへの旅』発売記念フェア、MARUZEN & ジュンク堂書店渋谷店でスタート!

坂本龍一著『スコラvol.18ピアノへの旅』発売記念フェア実施店は、
さらに増えていきますので、このあとも順次ご紹介していきます。

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【7月の増刷】
『YMOのONGAKU』『ピアノ・テクニックの科学』

【7月の増刷】『YMOのONGAKU』『ピアノ・テクニックの科学』


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この7月に『YMOのONGAKU』(5刷)と『ピアノ・テクニックの
科学』(2刷)の2タイトルを増刷しました。
『YMOのONGAKU』は2019年3月の発売以来4度目の増刷、『ピア
ノ・テクニックの科学』は2016年9月の初版から5年近く経って初め
ての増刷です。
すでに出荷を始めていますので、ご注文をお待ちしております。

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『《ニーベルングの指環》教養講座』の電子版を発売しました

『《ニーベルングの指環》教養講座』の電子版を発売しました


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シリーズ〈いりぐちアルテス〉の1冊として2017年に刊行、すでに3
刷と好評を博している
『《ニーベルングの指環》教養講座 読む・聴く・観る! リング・
ワールドへの扉』の電子版を先日発売しました。
Kindleをはじめとする主要電子書店で配信中ですので、これを機会
にぜひお読みください。

なお、アルテスの電子書籍の購入方法についてはこちらをご覧にな
ってください。

本の購入方法

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GQ JAPANで坂本龍一×伊東信宏対談公開!
『コモンズ:スコラ vol.18 ピアノへの旅』刊行記念!

GQ JAPANで坂本龍一×伊東信宏対談公開!─『コモンズ:スコラ vol.18 ピアノへの旅』刊行記念!


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『コモンズ:スコラ vol.18 ピアノへの旅』の発売に合わせて《GQ
JAPAN》に坂本龍一さんと音楽学者・伊東信宏さんの対談「コロナ
禍で音楽を考える」がアップされました。
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20210724-ryuichi-sakamoto

この対談は、『ピアノへの旅』のゲストとして全編にご登場いただ
いた伊東さんが、「コロナ禍のいま、音楽のあり方を考えたい、坂
本さんの言葉を聞きたい」と仰って昨年の4月に実現したものです。
当初の予定より本の発売が延びたため、だいぶ時間が経ってから公
開することになりましたが、いまもなお読む価値のある内容となっ
ています。

すでにお読みくださった方がTwitterで内容を呟いてくれていたり、
反響が出始めています。『ピアノへの旅』とともにぜひご一読くだ
さい。

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プレイリスト公開!『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』

プレイリスト公開!『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』


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坂本龍一『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』に掲載したプレ
イリストを公開しました。
坂本龍一×伊東信宏の対談による第2部「静かで弱い音楽へ──近現
代のピアノ曲を語る」で話題にした曲の中から19曲・2時間20分を
選んだもので、SpotifyとApple Musicでお楽しみいただけます(Apple
Musicは有料会員への登録が必要。Spotifyは無料のアカウントでOK
です)。

紀元前にまで遡ってピアノの起源をたどった第1部に対して、この第
2部では、坂本龍一が親しんできたピアノ曲を聴きながら、西洋近代
を体現しているピアノという楽器の本質に迫っています。最新アル
バム『async』と“津波ピアノ”に象徴される坂本龍一のピアノ観と音
楽観もよく分かる対談になっていますので、ぜひご一読ください。

◎プレイリスト曲目
・Spotify

・Apple Music

プレイリスト公開!『コモンズ:スコラvol.18 ピアノへの旅』


[1]アンリ・デュティユー〈ピアノ・ソナタ〉第1楽章 ジョン・
 チェン(p)
[2]J. S. バッハ〈神の時こそいと良き時〉BWV106第1曲「ソナテ
 ィナ」 マルタ・クルターグ、ジェルジ・クルターグ(p)
[3]フレデリック・ショパン〈バラード第2番ヘ長調作品38〉 マ
 ウリツィオ・ポリーニ(p)
[4]ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 変ホ長調 作品117-1〉 グレン
 ・グールド(p)
[5]ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 変ロ短調 作品117-2〉 グレン
 ・グールド(p)
[6]ヨハネス・ブラームス〈間奏曲 イ長調 作品118-2〉 グレン・
 グールド(p)
[7]フランツ・リスト〈エステ荘の噴水〉 ダグ・アシャツ(p)
[8]ドメニコ・スカルラッティ〈ソナタ ロ短調 K.87〉 ヴラディ
 ーミル・ホロヴィッツ(p)
[9]クロード・ドビュッシー〈雪の上の足跡〉、《前奏曲集》第1
 集より A.B.ミケランジェリ(p)
[10]フレデリック・ショパン〈幻想曲ヘ短調 Op. 49〉 ヴラド・
 ペルルミュテール(p)
[11]モーリス・ラヴェル〈ソナチネ嬰ヘ短調 M. 40〉第1楽章 ヴ
 ラド・ペルルミュテール(p)
[12]W. A. モーツァルト〈ピアノ・ソナタ第10番ハ長調Kv.330〉 
 クリスティアン・ベザイデンホウト(p)
[13]ベートーヴェン〈ピアノ・ソナタ第29番Op.106「ハンマーク
 ラヴィーア」〉第1楽章 ヴィルヘルム・バックハウス(p)
[14]ベートーヴェン 〈ピアノ協奏曲第3番〉第1楽章 ヴィルヘ
 ルム・バックハウス(p)ハンス=シュミット・イッセルシュテッ
 ト指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[15]ビル・エヴァンス〈ピース・ピース〉
[16]スティーヴ・ライヒ〈ピアノ・フェーズ〉
[17]坂本龍一〈Solitude〉、『トニー滝谷 オリジナルサウンド
 トラック』より
[18]大貫妙子・坂本龍一〈夏色の服〉、『UTAU』より
[19]坂本龍一〈andata〉、『async』より

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【7/29開催】
高知蔦屋書店で森本恭正さんの『音楽の黙示録』朗読会開催

【7/29開催】高知蔦屋書店で森本恭正さんの『音楽の黙示録』朗読会開催


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『音楽の黙示録』著者のひとりで作曲家の森本恭正さんが7月29日
(木)、高知蔦屋書店にて朗読会を開催します。
作家が自著を朗読するイヴェントは、森本さんが長く活動拠点とし
ているオーストリアでは「レーズング」とよばれ、よくおこなわれ
ているのだそうです。高知にお住まいの方はぜひお運びください!

著者が読む『音楽の黙示録』|高知蔦屋書店
https://store.tsite.jp/kochi/event/shop/21389-2127090722.html

著者が読む『音楽の黙示録』(森本恭正・南 博)
出演:森本 恭正(Yuki Morimoto)

7月10日に出版されたばかりの新刊『音楽の黙示録』(アルテスパ
ブリッシング)から2章を選び、著者である森本恭正氏が朗読します。
作家が自作の小説を朗読する、という催しは最近日本でも時々見ら
れるようになりました。
ヨーロッパでは小説にかぎらず、新刊がでれば、著者による朗読会
がよく開かれるそうです。
今回、著者森本氏のご厚意により、高知では開催機会が少ない自作
朗読会を急遽開催することになりました。質疑応答の時間も設けま
す。

【トークイベントお申し込み先】
特定非営利活動法人 地域文化計画
メール:event【アットマーク】opalh.jp
電話:080-6721-3074(中村)

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【9/11開催】
四ツ谷いーぐるにて森本恭正さんと南博さんによる朗読と座談の会
を開催

【9/11開催】四ツ谷いーぐるにて森本恭正さんと南博さんによる朗読と座談の会を開催


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東京・四ツ谷のジャズ喫茶「いーぐる」にて、『音楽の黙示録──
クラシックとジャズの対話』の著者、森本恭正さんと南博さんによ
る「音楽をとりまくさまざまな権威から自由になるための朗読と座
談の会」が開催されます。特別価格での即売もおこないます。
「いーぐる」はJR・地下鉄丸の内線の四谷駅から徒歩3分ほど。予
約は不要ですので、直接会場にお越しください。終了は午後6時30
分頃を予定しています。詳細は下記のとおりです:

【いーぐる 連続講演】
『音楽の黙示録』を読む─クラシックとジャズの対話─
https://eaglegoto.hatenablog.com/

第685回 9月11日(土)午後3時30分より
参加費:1500円+飲食代
登壇者:森本恭正 × 南博

このたび、アルテスパブリッシングより、作曲家、森本恭正氏とジ
ャズ・ピアニスト、南博氏による極めてスリリングな対話編『音楽
の黙示録』が出版されました。新著刊行を記念し、音楽をとりまく
さまざまな権威から自由になるための朗読と座談の会を開催いたし
ます。当日は新著の即売会も行います。

いーぐる 新宿区四谷1−8ホリナカビルB1F 3357-9857
【いーぐるホームページ】http://www.jazz-eagle.com/
【いーぐる後藤の新ジャズ日記】http://d.hatena.ne.jp/eaglegoto/

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札幌市内の4書店でヨマサル市2021、開催中!

札幌市内4書店でヨマサル市2021、開催中!


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紀伊國屋書店札幌本店、三省堂書店札幌店、北海道大学生協書籍部
クラーク店、MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店という札幌市内の4
つの書店でブックフェア「ヨマサル市2021」が、7月の第2週から開
催されています。

昨夏に始まったこのフェア、当初は札幌初の「本のお祭り」として
企画されたものの、コロナ禍のために書店店頭での展開にかたちを
変えて開催されたものです。

今年も全国48の出版社が参加して、「読まさる」(北海道弁で「思
わず読んじゃう」の意)本を集めて開催しています。書店員の皆さ
んへのインタビューも掲載しているフリーペーパーも用意されてい
ますので(取りに行けないのが残念)、ぜひ足をお運びください。
あ、もちろんアルテスパブリッシングも参加してますので!

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【8/13】
寺嶋陸也さんが奏でる「被爆ピアノ」、そして東京音楽大学の学生
たちの歌声!|「被爆ピアノコンサート」情報拡散・クラウドファ
ンディングへの協力のお願い

【8/13】寺嶋陸也さんが奏でる「被爆ピアノ」、そして東京音楽大学の学生たちの歌声!|「被爆ピアノコンサート」情報拡散・クラウドファンディングへの協力のお願い


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ユージンプランニングの坂元勇仁さんが、今年3月11日に開催した
「みんなで卒業式」プロジェクトに続き、こんどは「被爆ピアノコ
ンサート」というプロジェクトを進めています。

その「被爆ピアノ」をフィーチャーして、来たる8月13日(金)東京
・池袋の東京音楽大学にて、YouTubeでの無料ライヴ配信コンサー
トがおこなわれます。
寺島陸也さんが「被爆ピアノ」を弾き、東京音楽大学の学生有志が
歌うというコンサート。「みんなで卒業式」と同様、資金調達はク
ラウドファンディングで始まっています。

上記リンクに転載した坂元さんからのメッセージをぜひお読みいた
だき、情報拡散とクラウドファンディングにぜひご協力ください!

「被爆ピアノ平和希求コンサート」実行委員会
〒101-0065 東京都千代田区西神田2-4-1(財)東方学会11号室
有限会社ユージンプランニング気付
tel: 03-3239-1906; fax: 03-3239-1907
E-Mail peace_piano【アットマーク】life-with-music.net

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【8/22・29・9/5オンライン開催】
吉原真里さんが「クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本」
を語る!

【8/22・29・9/5オンライン開催】吉原真里さんが「クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本」を語る!


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『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』
(弊社刊、2013)の著者でハワイ大学アメリカ研究学部教授の吉
原真里さんが、同書の内容を中心に、全3回のオンラインセミナー
をおこないます。
クラシック音楽における人種、ジェンダー問題のリアルがわかると
ともに、2013年の同書刊行後のクラシック音楽界の流れも視野に
入れて、アジア人とクラシック音楽の関係を考えます。
聞き手は「学び舎遊人シリーズ」のモデレーター、坂元勇仁さん。
#MeToo、BlackLivesMatter、コロナなどの諸問題を前に、いよい
よアクチュアリティを増す「クラシックと人種・ジェンダー」とい
うテーマについて、あらためて考える機会です。ぜひご参加くださ
い。

コーラスカンパニー/学び舎 遊人シリーズ
吉原真里オンラインセミナー
アジア人ですが、なにか?
──クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本の力学(全3回)

【学び舎遊人シリーズ】吉原真里オンラインセミナー「アジア人ですが、なにか?~ クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本の力学」(全3回)

講師:吉原真里(ハワイ大学アメリカ研究学部教授)
モデレーター:坂元勇仁(レコーディング・ディレクター)
日程・内容:
第1回 8月22日(日)
「アジア人」クラシック音楽家とは
・クラシック音楽界における「アジア人」とは誰か
・アメリカの「アジア人」
・「アジア人」クラシック音楽家の人種経験と言説

第2回 8月29日(日)
アイデンティティとクラシック音楽
・社会階層と文化資本
・ジェンダーとセクシュアリティ
・クラシック音楽における「真正性(authenticity)」とは

第3回 9月5日(日)
「アジア人クラシック音楽家」の今と将来
・『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』
 (2013)以後のクラシック音楽界
・#MeToo, BlackLivesMatter, コロナとクラシック音楽
・「クラシック音楽」は誰のものか

時間:各回とも10:00-11:30(90分)※受付開始30分前
受講料:3回通し5,000円(税込)
※各回ごとの受講設定はございません。

参考テキスト:吉原真里著『「アジア人」はいかにしてクラシック
音楽家になったのか? 人種・ジェンダー・文化資本』アルテス
パブリッシング刊、2,750円(税込)

「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?


※テキストは必須ではありませんが、事前にお読みいただくとセミ
 ナーの理解度が増すでしょう。

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【9/18オンライン開催】
片山杜秀×山崎浩太郎「昭和音楽史」第5弾は日比谷が舞台!

【8/22・29・9/5オンライン開催】吉原真里さんが「クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本」を語る!


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朝日カルチャーセンター新宿教室の名物オンライン講座「昭和音楽
史」第5回の開催が決定しました。日時は2021年9月18日(土)
18:30-19:30(ただし延長の可能性も!)。
「昭和音楽史」としては第5回となりますが、「音楽の殿堂」とし
てのホールを語る3回目。今回は「光は日比谷より」と題して、東宝
の日比谷劇場街と日比谷公会堂を中心に、第2次世界大戦前後のホ
ールとそれを取りまく社会状況を取りあげます。

お申し込みとお問い合わせは下記のページから:

昭和音楽史 「音楽の殿堂」としてのホール──光は日比谷より
朝日カルチャーセンター新宿教室

【9/18オンライン開催】片山杜秀×山崎浩太郎「昭和音楽史」第5弾は日比谷が舞台!


講師:片山 杜秀(慶応義塾大学教授)
   山崎 浩太郎(音楽評論家、演奏史譚)

昭和音楽史 「音楽の殿堂」としてのホール 光は日比谷より

 近代日本の「音楽の殿堂、聖地」となってきた各地のコンサート
ホールの歴史を語ることは、日本のクラシック音楽の普及と同時に、
社会の歴史を語ることでもあります。
 シリーズ第3回は「光は日比谷より」と題して、東宝の日比谷劇場
街と日比谷公会堂を中心に、第2次世界大戦前後のホールとそれを
取りまく社会状況を取りあげます。大衆社会が発展していく昭和10
年代、小林一三率いる東宝は大劇場街を日比谷につくり、戦後には
帝国劇場でオペラも公演する。日比谷公会堂はラジオとレコードの
急激な普及のなか、クラシック音楽の実演の殿堂となり、戦時から
敗戦、戦後の激動期に君臨する。この時代を日本の近代史と関連さ
せながら語ります。 (山崎講師・記)

※これまでに〈「音楽の殿堂」としてのホール〉と題し、①日比谷
 公会堂からサントリーホールへ②公会堂の時代を行ってきました
 が、今回初めてご受講いただいてもお楽しみいただける内容です。

〈参考書〉
片山杜秀・山崎浩太郎 著、田中美登里 聞き手『平成音楽史』(ア
ルテスパブリッシング)

平成音楽史

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桂川潤さんの逝去を悼んで

桂川潤さんの逝去を悼んで


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『シューベルトの「冬の旅」』『新しい和声』『約束の地、アンダ
ルシア』『礒山雅随想集 神の降り立つ楽堂にて』……数多くの、そ
してひとつひとつかけがえのないブックデザインでアルテスの本を
装ってくださった装丁家・桂川潤さんが、7月5日、ご病気のため急
逝されました。62歳。あまりにも早い、とつぜんのお別れにいまだ
に言葉を見つけられません。

桂川潤さん死去 装丁家、イラストレーター|東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/115937

桂川さんとは前職時代の2002年、『アイリッシュ・ダンスへの招
待』(守安功+山下理恵子著、音楽之友社)のブックデザインを著
者のひとり守安功さんの紹介でお願いして以来ですから、もうすぐ
20年のお付き合いになります。本の性格に合わせて、重厚さも軽や
かさも繊細さも使い分ける抜群のセンスだけでなく、『本は物であ
る』(新曜社、2010)、『装丁、あれこれ』(彩流社、2018)など
の著書にあらわれる透徹した思考、文章や会話の端々から伝わって
くる「本」というメディアに対する揺るぎない信頼と愛情──それ
らすべてが、桂川潤さんという装丁家の存在を唯一無二のものにし
ていたと思います。

とくに近年、桂川さんが打ち込んでいた「漱石本」の研究は、近代
日本文学という領域で語られつくした観のある夏目漱石の著作を、
ブックデザインという観点から再検証し、橋口五葉、津田青楓とい
ったデザイナーや画家を自著の装丁に起用しながら、みずからも自
覚的にアート・ディレクター、出版プロデューサーとしてコミット
した漱石のユニークさを浮き彫りにする画期的なものでした。2017年
11月、桂川さんが出演された「漱石カフェ」というトークイベント
https://www.kokuchpro.com/event/soseki_cafe2)でその研究の一
端に接し、「きっとどこかの出版社から出すことが決まっているに
ちがいない」と思いながらも諦めきれず、「もし可能なら、うちで
出させてもらえませんか」と声をかけたときの、「いや、まったく
そんな話はなくて……でも、せっかくのお話ですから前向きに考え
てみます」という返答に欣喜雀躍したものでした。翌年から始まっ
た「ARTESフレンズ&サポーター通信」での連載を経て、いよいよ
今年秋の単行本化をめざし、さまざまな協力者にもめぐまれて、
「チーム桂川」の共同作業がエネルギッシュに始まっていたのです。
そして先月初旬、惚れ惚れするような口絵デザイン、本文のレイア
ウトを受け取ったときのため息の出るような感動──。

『漱石とブックデザイン』を桂川さんの手で完成させていただくこ
とは永遠にかなわなくなりました。ほかにも、すでにお願いしてい
たお仕事、桂川さんのデザインを念頭に準備していた企画などがい
くつもあります。途方に暮れるばかりですが、いつでも理想を高く
大きく掲げながらも、コストの制限、資材の制約などとうまく折り
合いを付けながら、あくまでも具体物としての本を最善のかたちで
完成させることに心血を注いでくださった桂川さんのこと、「悪い
けど、ひとつひとつ考えて、うまく解決してね」と穏やかに微笑み
ながら、こちらを眺めておられる気がします。「本は物である」─
─桂川さんのモットーでもあるこのテーゼを胸に、残されたわたし
たちは仕事を前に進めていくしかありません。

桂川さん、これまでありがとうございました。そしてお疲れさまで
した。心からご冥福をお祈りします。

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アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
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大小さまざまなオンライン書店を上でご案内していますが、教科書
やテキストなど必要な本が買えなくて困っている、行きつけの書店
が利用できなくなった、といった際には、アルテスのショップもお
使いになってください。

アルテス公式サイトのショップでは、200タイトル近いアルテスの
刊行書籍を、(絶版・品切れの本を除いて)すべて国内送料無料で
販売中です。
https://artespublishing.com/shop/

お支払いはPayPal、銀行振込のいずれかを選んでご利用ください。

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メディア掲載情報
https://artespublishing.com/news/media/
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・安部寧さんが「ぴあアプリ」で『君に捧げるメロディ』を絶賛!

安部寧さんが「ぴあアプリ」で『君に捧げるメロディ』を絶賛!


・『ハーモニー』で『1冊でわかる ピアノのすべて』紹介

『ハーモニー』で『1冊でわかる ピアノのすべて』紹介

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好評発売中の既刊より
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【7月新刊】
坂本龍一+伊東信宏・上尾信也・小室敬幸[著]
コモンズ: スコラvol.18ピアノへの旅

ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)

森本恭正+南博[著]
音楽の黙示録──クラシックとジャズの対話

音楽の黙示録

日本ワーグナー協会[編]
ワーグナーシュンポシオン 2021
特集 ワーグナーと古代ギリシア

ワーグナーシュンポシオン 2021

【6月新刊】
ミシェル・ルグラン[著] ステファン・ルルージュ[共著] 高
橋明子[訳] 濱田高志[監修]
君に捧げるメロディ──ミシェル・ルグラン、音楽人生を語る

君に捧げるメロディ

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アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ

本の購入方法


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アルテスの本は、全国の書店・楽器店・CDショップ・オンライン
ショップにてお買い求めいただけます。そのなかでもお求めいただ
きやすいお店のリストを公開していますので、ぜひご利用ください
(リストは随時更新しています。各店の在庫はご来店の前にご確
認・お問い合わせください)。

弊社(ウェブサイト・電話・FAX)でもご注文をうけたまわってい
ます(送料無料・郵便振替手数料弊社負担)。

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アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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◎書籍
内田樹『街場の芸術論』青幻舎
https://shop.seigensha.com/products/978-4-86152-839-2?utm_content=Facebook_UA&utm_source=facebook&variant=39920476520643&fbclid=IwAR0Ri7sxRinWtp3r7h8srFeTYK-M-V3ZFuUkbMs6eZRHrcPcsXLNPd3zj-I

内田樹『武道論 これからの心身のかまえ』河出書房新社
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029757/

加藤典洋『9条の戦後史』ちくま新書
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480074027/

やまみちゆか絵・文、飯尾洋一監修『クラシック作曲家列伝 バッ
ハからラヴェルまで12人の天才たちの愉快な素顔』マール社
https://www.maar.com/shop/art/culture/isbn9784837306849

山下賢二『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』夏葉社
https://twitter.com/natsuhasha/status/1405037329656340480

ムック『FILTER Volume.01』 シンコー・ミュージック
https://www.shinko-music.co.jp/item/pid1750004/

大久保徹・小宮勝昭編『Drum-On vol.1』ele-king books
http://www.ele-king.net/books/008238/

栗田知宏『ブリティッシュ・エイジアン音楽の社会学─交渉するエ
スニシティと文化実践』青土社
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3580

太田省一『すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった』ちくま
新書
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480074133/

◎コンサート/イヴェント
8/22-28|サントリーホール サマーフェスティバル2021|サントリ
ーホール
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2021/

11/25|福田進一+鈴木大介 ギター・デュオ・リサイタル|静岡音楽館
AOIホール
https://www3.aoi.shizuoka-city.or.jp/concert/detail.php?y_yoyaku_day_uid=18772

◎CD
Takeshi Asai『The Electric Project Vol.2』Fono Bono Records
http://ep2cd.takeshiasai.com/

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■代沢だより
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・音楽好きの家庭に育って、音楽関係の仕事に就くのは運命づけら
 れていたようにも思いますが、心から音楽にかかわって生きてい
 きたいと思うようになったのは、おそらく中学でバンド活動を始
 めたころだと思います。とくに中学の同級生でキーボード担当だ
 った浅井岳史くんは、もっとも古い音楽仲間のひとりであり、人
 生においてもっとも大きな影響を受けた人物のひとりといってい
 いでしょう。会社員になってからも数年間、いっしょにバンドを
 組んでいたのですが、彼が一念発起して渡米し、バークリーで学
 んだのち、ニューヨークでジャズ・ピアニストとしてプロ活動を
 始めてからは、いちファンとしてCDや、数年おきにおこなう来日
 公演などを楽しんできました。そんな浅井くんがこのほど『The
 Electric Project Vol.2』と題するアルバムを発表(上記「旬の音楽
 情報」にも掲載)。彼にはストイックなジャズの求道者としての
 一面もあって、心から尊敬しているのですが、コロナ禍のなかす
 べてのトラックを自分で演奏して自宅で制作したという本作は、
 昔いっしょに活動していたころの「おもしろい音楽はなんでも吸
 収してアウトプットする」良い意味での雑食性がふんだんに発揮
 されたアルバムになっていて、瞬間瞬間の“遊び心”にこちらも感応
 してホッとリラックスできます。毎年夏休み、ドラムやキーボー
 ドを持ち込んでセッションした浅井くんの家の居間で、ばかばか
 しいジョークに笑いころげながら音楽づくりをしていたしあわせ
 な時間を思い出しつつ、しばらくはヘヴィーローテーションで聴
 くことになりそうです。              [木村]

・坂本龍一さんのマネージャーSさんと初めてお目にかかったのが
 2016年6月。スコラ・シリーズの書籍をアルテスでお引き受けす
 ることが決まって、坂本さんとの最初の打ち合わせは18年の3月。
 ゲストに伊東さんと上尾さんをお迎えして、国立音大とエイベッ
 クスで取材したのは同じく18年の10月──と長い時間をかけて作
 ってきたスコラを、今週とうとう世に送り出すことができました。
 これまでは音楽のジャンルをテーマにしてきましたが、新たなス
 タートを切るにあたって楽器、それも坂本さんが最も長く親しん
 できたピアノをテーマに据えることにしました。ピアノの元祖と
 してよく知られるクリストフォリからさらに遡って、鍵盤という
 複雑な機構をもつピアノという楽器がいったいどこで、いつ、ど
 うやって出来上がったのか、謎の多い歴史を辿った第1部は具体
 的な資料に乏しいぶん、縦横無尽に想像(妄想?)を繰り広げて
 スリリングな鼎談となりました。第2部では、近代の象徴とも言え
 るピアノを愛情と否定がないまぜになった坂本さんならではのユ
 ニークな楽器観と音楽論が展開されます。書籍として読み応え十
 分なものになったと自負しています。造本やデザインなどモノと
 しても味わっていただけたら嬉しいです。      [鈴木]

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ARTES インフォ*クリップ          配信数:2540通
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発行日:2021年7月29日
発 行:株式会社アルテスパブッシング
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-16-23-303
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