『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』(弊社刊、2013)の著者でハワイ大学アメリカ研究学部教授の吉原真里さんが、同書の内容を中心に、全3回のオンラインセミナーをおこないます。
クラシック音楽における人種、ジェンダー問題のリアルがわかるとともに、2013年の同書刊行後のクラシック音楽界の流れも視野に入れて、アジア人とクラシック音楽の関係を考えます。
聞き手は「学び舎遊人シリーズ」のモデレーター、坂元勇仁さん。
#MeToo、BlackLivesMatter、コロナなどの諸問題を前に、いよいよアクチュアリティを増す「クラシックと人種・ジェンダー」というテーマについて、あらためて考える機会です。ぜひご参加ください。
コーラスカンパニー/学び舎 遊人シリーズ
吉原真里オンラインセミナー
アジア人ですが、なにか?
──クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本の力学(全3回)
https://choruscompany.com/seminar/210822yoshihara/
講座概要
講座タイトル:吉原真里オンラインセミナー
アジア人ですが、なにか?
──クラシック音楽と人種・ジェンダー・文化資本の力学(全3回)
講師: 吉原真里(ハワイ大学アメリカ研究学部教授)
モデレーター:坂元勇仁(レコーディング・ディレクター)
日程・内容: 第1回 8月22日(日)
「アジア人」クラシック音楽家とは
・クラシック音楽界における「アジア人」とは誰か
・アメリカの「アジア人」
・「アジア人」クラシック音楽家の人種経験と言説
第2回 8月29日(日)
アイデンティティとクラシック音楽
・社会階層と文化資本
・ジェンダーとセクシュアリティ
・クラシック音楽における「真正性(authenticity)」とは
第3回 9月5日(日)
「アジア人クラシック音楽家」の今と将来
・『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』(2013)以後のクラシック音楽界
・#MeToo, BlackLivesMatter, コロナとクラシック音楽
・「クラシック音楽」は誰のものか
時間: 各回とも10:00-11:30(90分)※受付開始30分前
受講料: 3回通し5,000円(税込) ※各回ごとの受講設定はございません。
参考テキスト:吉原真里著
『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?――人種・ジェンダー・文化資本』
アルテスパブリッシング刊、2,750円(税込)
※テキストは必須ではありませんが、事前にお読みいただくとセミナーの理解度が増すでしょう。