ARTES インフォ*クリップ[vol.172]7月は怒涛の新刊4点に刮目せよ!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.172]2022/06/29
7月は怒涛の新刊4点に刮目せよ!号
アルテスパブリッシング
https://artespublishing.com/
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▼【7/25発売予定】『神曲のツボ!「カッコいい」の構造分析』
▼【7/25発売予定】『フランツ・リスト 深音の伝道師』
▼【7/25発売予定】『藤倉大のボンクリ・アカデミー』
▼【7/29発売予定】『ワーグナーシュンポシオン2022』
▼【7/18開催】柴田元幸×直枝政広×鈴木博文
 『鑑識レコード倶楽部』刊行記念イヴェント@下北沢B&B
▼『未来の人材は「音楽」で育てる』をもとにしたオンライン教材
 が誕生!
▼本屋Titleで『仲條正義 絵の中に入る』原画展を開催(6/24-7/11)
▼【ヴォーン・ウィリアムズ・プロジェクト】
 『レコード芸術』に小町碧さん寄稿&インタヴュー掲載!
▼第37回京都賞「思想・芸術部門」をザーキル・フセイン氏が受賞!
▼近藤譲『聴く人(homo audiens)』の英語版出版
▼増田書店@国立駅南口にてアルテス全点フェア、開催中!
▼東京新聞に15周年記念の取材記事が掲載されました
▼メディア掲載情報
▼好評発売中の既刊より
▼アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
▼アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
▼アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
▼代沢だより

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【7/25発売予定】
神曲のツボ! 「カッコいい」の構造分析
坪口昌恭 著

神曲のツボ! 「カッコいい」の構造分析


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“カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか?
凄腕ジャズ・キーボーディストが“神曲”を分析、創造性の秘密に迫る!

冨田ラボ/冨田恵一さん(音楽家・音楽プロデューサー)推薦!
「あの曲がスペシャルに聞こえるのはなぜか?
緻密で具体的な理論解説をこれほどポップに
文章化した本をほかに知りません」

“カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか?
並の曲とはどこがどう違うのか?
ロバート・グラスパー、メルドーを始めとする最新型ジャズから、
ウェザー・リポート、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、
ディアンジェロ、ジェイムズ・ブレイク、デヴィッド・ボウイ、
さらにはYMO、SMAP、ブルガリアン・ヴォイスまでを
見開き2ページに1曲の読みやすい構成で、鋭くディープに分析!

東京ザヴィヌルバッハ、Ortanceほかで活躍する
凄腕ジャズ・キーボーディストが「神曲」を分析、
コード譜やメロディー譜、リズム譜を駆使して、
作曲・アレンジで発揮されるクリエイティヴィティの秘密に迫る!
タワーレコードの音楽誌『intoxicate』人気連載が待望の書籍化!

[目次より]
「長短変換とブルースの串刺し」
  ロバート・グラスパー〈アフロ・ブルー〉
「エモい必殺技。短三度下降転調の快感」
  ドナルド・フェイゲン〈I.G.Y.〉
「逆配列鍵盤が作る世界最強シンセ・マジック」
  ウェザー・リポート〈ブラック・マーケット〉
「黒くならないポリモーダルなブルース感」
  ブラッド・メルドー〈ダスティ・マックナゲット〉
「ドラムマシンはドラム・セットの夢を見るか?」
  スクエアプッシャー〈SQUAREPUSHER THEME〉
「背筋を震わせる、神秘の女声合唱団」
  ブルガリアン・ヴォイス〈ショプスコの詩〉
「内声の妙、人力の機械音楽」
  イエロー・マジック・オーケストラ〈東風〉

定価:本体2000円[税別]
B5判変型・並製・144頁
発売日:2022年7月25日
ISBN 978-4-86559-256-6 C1073
ジャンル:ジャズ/ポピュラー音楽
カバーデザイン:加藤賢策(LABORATORIES)
編集協力:池上信次

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【7/25発売予定】
フランツ・リスト 深音の伝道師
三宮麻由子 著

フランツ・リスト 深音の伝道師


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風のささやき、水のきらめき──心に映る風景を奏でたい。
人気エッセイストがはじめて贈る音楽の本!
金子三勇士氏(ピアニスト)推薦!

『ラ・カンパネッラ』『愛の夢』『ハンガリー狂詩曲』『エステ荘
の噴水』『タランテラ』……
幼くして視力を喪い、ピアノを友として成長してきた著者が、長年
のレッスンをつうじて探りあてた1曲1曲の魅力の源泉とは──。
いまピアノを学ぶ子どもたちに、教える先生たちに届けたい心の栄
養。日本エッセイストクラブ賞受賞の人気作家が初めて贈る音楽エ
ッセイ。

金子三勇士氏(ピアニスト)推薦!
“時空と次元を超えたリストの魅力とは?
音楽のコスモポリタンの真の姿を追う。”

定価:本体1800円[税別]
四六判・上製(仮フランス装)・232頁
発売日:2022年7月25日
ISBN 978-4-86559-258-0 C1073
ジャンル:ピアノ/作曲家/エッセイ
ブックデザイン:白畠かおり
カバー装画・本文イラスト:高田理香

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【7/25発売予定】
藤倉大の ボンクリ・アカデミー 誰も知らない新しい音楽
藤倉大・大友良英・藤原道山・檜垣智也・本條秀慈郎・吉田純子著

藤倉大の ボンクリ・アカデミー


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「ボーン・クリエイティヴ」、略して「ボンクリ」。
人間はみな、生まれつきクリエイティヴだ。
好奇心がバクハツする異次元の連続講義!

“Born Creative” Festival(略称「ボンクリ・フェス」)は2017年か
ら東京芸術劇場を舞台に展開されているボーダレスな音楽祭。

「ボンクリ・フェス」のアーティスティック・ディレクターをつと
める作曲家・藤倉大が、「アヴァンギャルドだけどおもしろい」4人
の音楽家をゲストに、未知の音楽を知る喜びを語りあった連続講義
「ボンクリ・アカデミー」を単行本化。

『あまちゃん』の音楽で知られる前衛・即興音楽家の大友良英によ
る「作曲」講座を皮切りに、異次元の音楽空間をつくりだす電子音
楽家・檜垣智也、現代の尺八道をきわめる藤原道山、三味線で現代
音楽を席捲する本條秀慈郎が登場し、音楽を深掘りする楽しみを披
露。最後は藤倉大が吉田純子を聞き手に「新しい耳のつくり方」を
伝授します。

“人生の喜びとは学ぶこと。
ボンクリ・フェスにこんなにたくさんの全然違う分野で活躍するア
ーティストが集まるのなら、僕ひとりが学ぶのではなく、これらの
アーティストの重要な考えや思いを記録して、今、そして未来のみ
んなが学べるように残せないものか。”
──藤倉大(「おわりに」より)

2021年7月から9月にかけて朝日カルチャーセンター新宿教室がおこ
なった東京芸術劇場提携オンライン講座を書籍化。

定価:本体1800円[税別]
四六判・並製・200頁
発売日:2022年7月25日
ISBN 978-4-86559-262-7 C1073
ジャンル:現代音楽/日本音楽/電子音楽
ブックデザイン:木下 悠
イラスト:黒田愛里

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【7/29発売予定】
日本ワーグナー協会 編
ワーグナーシュンポシオン2022 特集 ワーグナー 研究から実践へ

ワーグナーシュンポシオン 2022


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日本のワーグナー研究の最新動向を伝える年刊誌。
巻頭鼎談は大野和士、ハイコ・ヘンチェル、舩木篤也が登場。
特集ではワーグナー研究と後代の受容・創作・実践との関係を探る。

『ワーグナーシュンポシオン』は、わが国におけるワーグナー研究
の成果やワーグナー芸術にかんする多様な情報を発信する年刊誌。
「シュンポシオン」とは、古代ギリシャで酒を酌み交わしながら行
われていた議論のことで、プラトンの対話篇『饗宴』の原題でもあ
ります。
本誌を、ワーグナーについて真摯かつ自由闊達に語り合う場にした
いとの願いが、この誌名にこめられています。

本号では、まず巻頭鼎談として、コロナ禍のなか2021年11月に実現
した新国立劇場の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》上演に
ついて、指揮者・大野和士氏、演出家ハイコ・ヘンチェル氏と音楽
評論家・舩木篤也氏が語りあいます。
特集は「ワーグナー 研究から実践へ」と題し、ワーグナー研究が
いかに後代の受容・創作・実践に影響をおよぼしているかを、夏田
昌和氏、松原良輔氏、岡田安樹浩氏の寄稿と独『ワーグナースペク
トラム』誌に掲載されたJ.M.フィッシャー氏の論文(杉谷恭一訳)
により考察します。
エッセイは、青柳いずみこ氏、三澤洋史氏、松平あかね氏がヴァラ
エティ豊かな3編を寄稿。
その他、国内上演報告、バイロイト上演報告、国内外の文献情報な
ど盛りだくさんの内容となっています。

定価:本体2900円[税別]
A5判・並製・196頁
発売日:2022年7月29日
ISBN 978-4-86559-261-0 C1073
ジャンル:クラシック/作曲家/オペラ
装丁:中野達彦+ティーアールエム

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【7/18開催】
柴田元幸×直枝政広×鈴木博文
「黙ってレコードを聴く会をじっさいにやってみます」
『鑑識レコード倶楽部』刊行記念イヴェント

7/18開催|柴田元幸×直枝政広×鈴木博文「黙ってレコードを聴く会をじっさいにやってみます」『鑑識レコード倶楽部』刊行記念イヴェント


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シングル盤3枚をパブの小部屋に持ち寄って、ただ黙って聴く。コメ
ントや評価、感想はいっさい口にしてはいけない──レコード・マ
ニアのふたりが始めたそんな酔狂な倶楽部の運命を描いた小説がマ
グナス・ミルズの『鑑識レコード倶楽部』です。

ピーター・バラカン
「持ち寄ったレコードを黙って聞き、意見を一切言わない。この極
度のオタク行為に潜む意義はあるのか、答えはまだ出ませんが、一
気に読んでしまいました」

直枝政広(カーネーション)
「明かされるタイトルだけを頼りに、読みながらプレイリストを作
った。音楽の迷路に迷い込む気持ち良さを存分に味わった。答え合
わせは後のお楽しみだ」

刊行後にはSNSでさまざまなミュージシャンをふくむ多くの方々が、
それぞれの解釈による多彩な読みを披露して、そっけない描写が続
くこの小説の奥深い魅力が広めてくださっています。

本書の刊行を記念して、下北沢の本屋B&Bでこの「鑑識レコード倶
楽部」をじっさいにやってみることにしました。

翻訳者の柴田元幸さんをホスト役に、推薦コメントを寄せてくださ
った直枝政広さんとmoonridersの鈴木博文さんのお二人をゲストに、
そしてお客さまにも参加していただき、持ち寄ったレコードを順番
にかけていって、でもアーティスト名と曲名以外はだれも何も喋ら
ないという、なんとも奇妙なトークイヴェントです。

当日ご自身のレコードをかけたいという方は、お好きなシングル盤
(ジャンルはロックやポップスにかぎりません。3分前後でしたら
OKです)を1枚ご持参ください(先着10名様限定のチケットをご購
入下さい)。

ライバルとして登場する「告白レコード倶楽部」「認識レコード倶
楽部」にもトライしてみるつもりです。ほかの方は回転する盤面を
眺めながら、音楽(と倶楽部によってはお喋り)をじっくりご堪能
下さい。

イヴェント詳細とご予約はこちらのサイトからどうぞ!(チケットは
3種類ご用意しました)

柴田元幸×鈴木博文×直枝政広「黙ってレコードを聴く会をじっさいにやってみます」『鑑識レコード倶楽部』(アルテスパブリッシング)刊行記念

日時:2022年7月18日(月・祝)
開演:18時00分(開場17時30分)
会場:下北沢・本屋B&B
入場料:
【来店・1枚ご持参いただいたレコードをかけながらご参加
 (10名限定・1ドリンク付き)】2970円(税込)※売り切れ
【来店参加(1ドリンク付き)】2420円(税込)
【書籍つき来店参加(1ドリンク付き)】
 2420円+書籍『鑑識レコード倶楽部』1870円(いずれも税込)
 ※7/8締め切り・イベント前に発送いたします

◎好評発売中! 『鑑識レコード倶楽部』

鑑識レコード倶楽部

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『未来の人材は「音楽」で育てる』をもとにしたオンライン教材が
誕生!

『未来の人材は「音楽」で育てる』をもとにしたオンライン教材が誕生!【2022/07/20:URL変更】


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菅野恵理子さんの著書『未来の人材は「音楽」で育てる──世界を
ひらく5つのリベラルアーツ・マインド』をもとにしたオンライン教
材が誕生しました。以下、菅野さんによる案内文です。

“『音楽で世界を学ぶ』プログラム
 https://www.music-forfuture.com/

 ●Vol.1「音楽で育てるクリエイティブ・マインド」
 Music and Creativity | 音楽で世界を学ぶプログラム (music-
 forfuture.com)
 10週間のプログラムで、1週間に1作曲家ずつ解説を読みながら聴
 いて頂く内容になります(各20曲前後、1.5-2時間)。

 ●全10章の詳細インデックス&曲目
 https://www.music-forfuture.com/courses/music-and-creativity/lectures/39689711

 ●はじめに
 今、何を聴いていますか。
 今、何が聞こえてきますか。

 音楽には様々な人の感情や、世界の諸相が反映されています。そ
 の躍動感あふれるリズムや、美しく流れるようなメロディ、ささ
 やくように小さな音色、ほんのわずかな響きの変化に耳を澄ませ
 ると、多くのメッセージがそこに込められていることに気づくで
 しょう。そうして聞きとった音が、私たちを新たな世界へ誘って
 くれます。

 そう、「耳は世界へ大きく開け放たれた扉」であり、「自分の心
 を深く掘り下げていく扉」でもあるのです。作曲家の感情や創意
 に触れることで、ご自分の中にある何かが目覚めるのではないで
 しょうか。

 昨今、あまりにスピードが速い毎日の中で、情報やデータがあふ
 れ、何が大事なのか、何が自分にとって意味あるのか、じっくり
 自分の心の声を聴くことも難しくなっています。ここで一度立ち
 止まり、ゆっくり一呼吸してみませんか?そうすることで、聞こ
 えてくる音や声があります。それは、自然の音やゆらぎ。それら
 を感じることで、人間としての原初の身体感覚や情動が呼び覚ま
 されます。実は私たちの感覚は、思考よりも多くのものに気づい
 ています。そうした気づきは、これから科学の世界でも重要にな
 ることが示唆されています。

 音楽には様々なテンポやリズム、ハーモニーから生まれる独特の
 ゆらぎがあります。音域も幅広く、自然の周波数に近い響きを出
 す楽器もあります。音楽を聴くことで、身体の奥深くに組み込ま
 れている様々な感覚が呼び起こされ、そして「もっとこの世界を
 知りたい」「もっと自分を表現したい」という気持ちになって頂
 ければ嬉しいです。

 ●第1章「自分と対話する──ショパンに学ぶ」サンプル画面
 https://www.music-forfuture.com/courses/music-and-creativity/lectures/39690830
 第1章 音源
 Spotify – Creativity – vol.1 Chopin”

菅野さん自身が同書の全編を再構成・再執筆した、たいへん充実
した内容です。ぜひご覧ください。

◎好評発売中! 『未来の人材は「音楽」で育てる──世界をひらく
5つのリベラルアーツ・マインド』

未来の人材は「音楽」で育てる

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本屋Titleで『仲條正義 絵の中に入る』原画展を開催(6/24-7/11)

本屋Titleで『仲條正義 絵の中に入る』原画展を開催(6/24-7/11)


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昨年惜しくも亡くなられたグラフィック・デザイナーの巨星・仲條
正義さんが12年間『暮しの手帖』誌の表紙に描いた75枚の絵をすべ
て収めた『仲條正義 絵の中に入る』が4月25日にリトルモアから
出版されました。
http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=1062

荻窪の本屋Titleでその刊行を記念して原画展が開催されます。

2階のギャラリーに選りすぐった原画が展示されるとともに仲條さ
んのほかの作品集も並べられます。
アルテスで1月に刊行した『僕とデザイン』も販売していただきます。

本屋TitleはJR・丸の内線荻窪駅から徒歩13分。バス便も豊富です
(バス停「八丁」の目の前)。貴重な機会ですのでぜひお出かけく
ださい。

詳細はこちらからどうぞ。

『仲條正義 絵の中に入る』原画展

◎好評発売中! 『僕とデザイン』

僕とデザイン

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【ヴォーン・ウィリアムズ・プロジェクト】『レコード芸術』に
小町碧さん寄稿&インタヴュー掲載!

【ヴォーン・ウィリアムズ・プロジェクト】『レコード芸術』に小町碧さん寄稿&インタヴュー掲載!


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今年はイギリス近現代の作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの
生誕150周年。評論家の林田直樹さんを音頭取りに「ヴォーン・ウ
ィリアムズ・プロジェクト」(RVWプロジェクトと略称)が始動し
ているのは既報のとおりです。

【ヴォーン・ウィリアムズ・プロジェクト始動】5月14日、BBC Radio 3に小町碧さん出演!

本日発売の『レコード芸術』7月号は「ヴォーン・ウィリアムズと近
代英国音楽」を特集。小町碧さんが「ディーリアスとヴォーン・ウ
ィリアムズが音楽に託した“想い”」と題して寄稿し、加えて「小町碧
ヴォーン・ウィリアムズを語る」と題して3ページにわたるインタヴ
ューが掲載されています(ききて・文:八木宏之)。8月26日に国
内リリースとなるCD『ヴォーン・ウィリアムズ/ヴァイオリンとピ
アノのための作品全集』(ナクソス)のほか、10月31日に王子ホー
ルにて、ピアノに作曲家の加藤昌則さんを迎えて開催するリサイタ
ル、11月にアルテスより発売予定の評伝『レイフ・ヴォーン・ウィ
リアムズ──イギリスの心をうたった作曲家』(仮題、サイモン・
ヘファー著/小町碧+高橋宣也訳)など、RVWプロジェクトの情報
解禁第1弾となっています。

プロジェクトの最新情報は今後も随時お知らせしていきますので、
どうぞお楽しみに!

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第37回京都賞「思想・芸術部門」をザーキル・フセイン氏が受賞!

第37回京都賞「思想・芸術部門」をザーキル・フセイン氏が受賞!


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稲森財団(1984年設立)が主催する京都賞の第37回受賞者が昨日オ
ンラインで発表されました。

京都賞

コロナで1年延期していましたが、今回の思想・芸術部門は「音楽」
の年で、めでたく受賞したのはインドのタブラー奏者ザーキル・フ
セイン。ユザーンさんの活躍などで近年お茶の間にも浸透しつつあ
る打楽器タブラ(ふだんは音引き付けずに発音してます)の言わず
と知れたスーパースターですね。
贈賞理由やプロフィールは公式サイトのこちらをご覧になってくだ
さい。
https://www.kyotoprize.org/laureates/zakir_hussain/

合わせて「先端技術部門」と「基礎科学部門」に受賞者も発表され
ています。

各部門の選考は専門委員会、審査委員会、京都賞委員会というプロ
セスを経て決定されます。その専門委員のひとりを弊社代表の鈴木
が務め、伊東信宏委員長のもとで議論を重ねてきました(委員の名
簿はこちら)。
https://www.kyotoprize.org/about/executive_committee

その重責を果たせたかどうかはなはだ心許ないながら、こうしてよ
うやく発表に至ることができてホッとしています。
ザーキル・フセイン氏には心からお祝い申しあげます。ますますの
ご活躍を!

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近藤譲『聴く人(homo audiens)』の英語版出版

近藤譲『聴く人(homo audiens)』の英語版出版


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2013年にアルテスが出版した近藤譲著『聴く人(homo audiens)
──音楽の解釈をめぐって』の英語版Homo audiensが、ドイツの出
版社「MusikTexte」から刊行されました。同社は現代音楽関係の批
評誌MusikTexte — Zeitschrift für Neue Musikを刊行する現代音楽
関係では定評ある出版社です。英訳を担当したのは在日カナダ人の作
曲家ゼミソン・ダリル(Daryl Jamieson)氏。

Jo Kondo: Homo audiens|MusikTexte
https://musiktexte.de/epages/dc91cfee-4fdc-41fe-82da-0c2b88528c1e.sf/de_DE/?ObjectPath=/Shops/dc91cfee-4fdc-41fe-82da-0c2b88528c1e/Products/EMT-020

裏表紙には以下の引用が:
“Composing, in the end, is ‘listening’, and through ‘listening’ opens the
Self to the external, to the Other.” -Jo Kondo
(作曲とは、けっきょくのところ、「聴くこと」であり、「聴くこ
と」を通して、自己を外へ、他者へと開く行為なのだ。──近藤譲)

訳者による序文が公開されています:

Translator’s preface by Daryl Jamieson|MusikTexte
https://texte.musiktexte.de/ha/322/translator-s-preface-by-daryl-jamieson

アルテスの本が英訳されて出版されたのは、これがはじめて。たい
へん光栄なことです。

◎好評発売中!『聴く人(homo audiens) 音楽の解釈をめぐって』

聴く人(homo audiens)

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増田書店@国立駅南口にてアルテス全点フェア、開催中!!!

増田書店@国立駅南口にてアルテス全点フェア、スタート!!!


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アルテス創業から15年間、コツコツと出版してきた書籍は200点を
越えました!
記念となるこの年に、増田書店国立南口店の篠田店長から「アルテ
スの全点フェアを」と、なんとも嬉しいお声がけをいただきました。

現在品切れ、在庫なしの商品も事務所倉庫の奥から救い出し、並べ
たタイトルはぜんぶで197点!
お店に入ってすぐの、小舟くらいある大きな平台を丸ごと使わせて
いただくというたいへん贅沢な全点フェアです☆

最新刊と希少本のほかはジャンルごとに分けて並べましたが、こち
らもアルテスならでは。
音楽史、音楽理論、古楽本シリーズ、ポップ・ロック、ワールド・
ミュージック……などなど。多様な音楽書にデザイン、文芸なども
加えて、見やすく並べました。

ぜひぜひ、国立市の名書店「増田書店」にお出かけ下さい。

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東京新聞に15周年記念の取材記事が掲載されました

東京新聞に15周年記念の取材記事が掲載されました


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6月6日の東京新聞文化娯楽面に、“出版社アルテスパブリッシング創
業15周年”の記事がカラー写真入りでドーンと掲載されました。ウェ
ブにも公開されていますので、ぜひご一読ください。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/181810

同紙の清水記者が事務所で取材してくださったもので、予想外に大
きな記事にびっくりですが、10周年のときに続いてこんな風に評価
していただけてひたすらありがたいです。これからに向けてとても
励みになります。

最後に音楽本大賞のことも書かれたので、こちらもいよいよ本腰を
入れて準備します!

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メディア掲載情報
https://artespublishing.com/news/media/
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・飯尾洋一さんが『オペラ対訳×分析ハンドブック サロメ』を紹介
 https://artespublishing.com/news/20220622_classicajapan_salome/
・『モーストリー・クラシック』で青澤隆明さんが『ラドゥ・ルプ
 ーは語らない。』を紹介
 https://artespublishing.com/news/202208_mostlyclassic_lupu/
・『ミュージック・マガジン』7月号に『鑑識レコード倶楽部』の
 書評掲載!
 https://artespublishing.com/news/mills_mm7/
・図書新聞に『鑑識レコード倶楽部』の書評掲載!
 https://artespublishing.com/news/mills_toshoshinbun/
・『レコード・コレクターズ』7月号に『鑑識レコード倶楽部』の書
 評掲載!
 https://artespublishing.com/news/mills_rc2207/
・産経新聞に『梨の形をした30の言葉』の書評掲載
 https://artespublishing.com/news/20220612_sankeishinbun_30phrasessatiesques/
・新文化に音楽書合同フェアの記事が載りました!
 https://artespublishing.com/news/shinbunka_yurindo/

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好評発売中の既刊より
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【6月新刊】
広瀬大介[訳・著]
リヒャルト・シュトラウス/楽劇 サロメ

リヒャルト・シュトラウス/楽劇 サロメ

【5月新刊】
椎名亮輔[著]
梨の形をした30の言葉 エリック・サティ箴言集

梨の形をした30の言葉

日本チェンバロ協会[発行]
日本チェンバロ協会 年報 2022 第6号 特集 チェンバロの日! 2021

日本チェンバロ協会 年報 2022 第6号

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アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ

本の購入方法


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アルテスの本は、全国の書店・楽器店・CDショップ・オンラインシ
ョップにてお買い求めいただけます。そのなかでもお求めいただき
やすいお店のリストを公開していますので、ぜひご利用ください
(リストは随時更新しています。各店の在庫はご来店の前にご確認
・お問い合わせください)。

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アルテスの公式ショップもご利用ください(国内送料無料です)
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大小さまざまなオンライン書店を上でご案内していますが、教科書
やテキストなど必要な本が買えなくて困っている、行きつけの書店
が利用できなくなった、といった際には、アルテスのショップもお
使いになってください。

アルテス公式サイトのショップでは、200タイトル近いアルテスの刊
行書籍を、(絶版・品切れの本を除いて)すべて国内送料無料で販
売中です。
https://artespublishing.com/shop/

お支払いはPayPal、銀行振込(ゆうちょ銀行)のいずれかをお選び
ください。

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アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
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◎書籍/ムック
野口卓『春だから──めおと相談屋奮闘記』集英社文庫
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744388-2

浦久俊彦『リベラルアーツ──「遊び」を極めて賢者になる』集英
社インターナショナル新書
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-7976-8100-0

梅津時比古『《水車屋の美しい娘》──シューベルトとミュラーと
浄化の調べ』春秋社
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932247.html

小田嶋隆『東京四次元紀行』イースト・プレス
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781621029

安田登『魔法のほね』亜紀書房
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1059&st=4

ライアン・ハニーマン、テイファニー・ジャナ
『B Corp ハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』
バリューブックス・パブリッシング
https://publishing.valuebooks.jp/b-corp-handbook

◎コンサート/イヴェント
6/29|太田真紀+山田岳×Cabinet of Curiosities|A Quiet Space|と
しま区民センター 小ホール
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=65971

6/30|つのだたかし+レオナルド・ブラーボ|過ぎし日のミロンガ
|紀尾井町サロンホール
https://dowland.info/index.php/2022_06_30/

7/2・3|辻文栄|マカロニ・セバスティアン──イタリア古楽花伝
vol.3|神戸雲内教会(7/2)/Enne_nittouren(7/3、2回)

7/7|鈴木絵麻+徳永真一郎|よしなしうたのよる|紀尾井町サロン
ホール
https://dowland.info/index.php/2022_03_03/

7/7|東京現音計画|#17 ミュージシャンズセレクション6 神田佳子
──江戸現音計画化|杉並公会堂 小ホール
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=65992

7/9|第8回日本翻訳大賞授賞式|Y’sホール三鷹
第八回日本翻訳大賞授賞式&トークイベント開催のお知らせ

7/15・16|ボンクリ・フェス|東京芸術劇場
https://www.borncreativefestival.com/

7/17|松原混声合唱団|第24回演奏会|東京オペラシティ コンサー
トホール タケミツメモリアル

松原混声合唱団 第24回演奏会2022年7月17日(日) 17:00東京オペラシティ

7/18・23|上村かおり|Now I Come.──CD『優』発売感謝コンサ
ート|札幌豊平教会礼拝堂(7/18)/東京都民教会(7/23)
https://dowland.info/index.php/2022_07_23/

7/22|波多野睦美+北村聡+田辺和弘|想いの届く日ふたたび──
氷と熱の楽器バンドネオンと共に
https://dowland.info/index.php/2022_07_22/

7/24|オーケストラ・ニッポニカ設立20周年記念連続演奏会I(第40
回演奏会)|紀尾井ホール
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm

7/26|第35回久習会|宝生能楽堂
http://kyushukai.cafe.coocan.jp/

8/9|午後の特等席#5|川口成彦|住友生命いずみホール
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=2709&y=2022&m=8

8/19|TOKYO JAZZ 2022 NEO-SYMPHONIC! CINEMA JAZZ at
芸劇|挾間美帆・東京フィルハーモニー交響楽団・中村佳穂・石若駿
ほか|東京芸術劇場
https://www.geigeki.jp/performance/concert183/

8/30|高免信喜トリオ with special guest 神田斉|コットンクラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/nobuki-takamen/

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■代沢だより
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・ひさしぶりにメルマガ「ARTESフレンズ&サポーター通信」で連
 載をはじめました。「本のコトテン」というタイトルで、本づく
 りにかかわるキーワードを毎回1語ずつとりあげ、あれこれと視点
 を変えながらつづっていこうと思っています。第1回のお題は「ひ
 らく」。編集用語で「漢字を平仮名にする」という意味です。著
 者から原稿をもらったとき、まず考えるのが「この原稿をどう“ひ
 らく“か」ということ。編集者なら誰もが関心をもつはず! と思
 ったのですが、先日、ある有名出版社で編集業務を経験された方
 にそんな話をしたところ、「そんなこと、考えたこともありませ
 んでした」と言われてしまいました。いわく、「そういうことは
 校閲会社にお願いしてましたので」。なるほど。そういえば、む
 かし大手出版社の編集者と話したとき、「級数表[注]とか見た
 ことない」と言われたことを思い出しました。でも、漢字のひら
 きかたとか書体とか級数とか、そういうマテリアルにこそ編集の
 醍醐味があるのだと“ひらき”なおって、連載をつづける所存です。
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 [注]──さまざまな文字サイズのマス目が印刷されていて、そ
  れを上にあてて印刷物の文字サイズを判別する透明なプラステ
  ィック板のこと。                [木村]

・コラムニストの小田嶋隆さんが去る24日に亡くなられました。
 建築家の光嶋裕介さんが舞台美術を手掛けたアジアン・カンフー
 ・ジェネレーションのライヴをお隣りの席で見たことがあったり、
 奥さまとの不思議な濃いご縁に驚いたりしたのですが、最後にお
 会いしたのは昨年10月30日、品川区・隣町珈琲で夏葉社・島田潤
 一郎さんが平川克美さんと対談したときでした。小田嶋さんはそ
 の日のテーマでもある島田さんの著書『父と子の絆』をいたく気
 にいって、「書いた人も出した出版社もえらい!」とべた褒めし
 てくださったのです。なんとも励みになる言葉を最後にいただけ
 て島田さんも僕も幸せ者です。落ち着かれたらお墓参りに伺いた
 いと思っています。小田嶋さん、どうぞ安らかにお眠り下さい。
 7月は一気に4冊の新刊を出すことになってしまい、スタッフ一
 同バタバタしています。どれも自信作ですので、ぜひお手にとって
 みて下さい。皆さん、猛暑にはくれぐれもお気をつけて。[鈴木]

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ARTES インフォ*クリップ          配信数:2497通
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発行日:2022年6月29日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
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