近藤譲『聴く人(homo audiens)』の英語版出版

2013年にアルテスが出版した近藤譲著『聴く人(homo audiens)──音楽の解釈をめぐって』の英語版Homo audiensが、ドイツの出版社「MusikTexte」から刊行されました。同社は現代音楽関係の批評誌MusikTexte — Zeitschrift für Neue Musikを刊行する現代音楽関係では定評ある出版社です。英訳を担当したのは在日カナダ人の作曲家ゼミソン・ダリル(Daryl Jamieson)氏。

Jo Kondo: Homo audiens|MusikTexte

裏表紙には以下の引用が:
“Composing, in the end, is ‘listening’, and through ‘listening’ opens the Self to the external, to the Other.” -Jo Kondo
(作曲とは、けっきょくのところ、「聴くこと」であり、「聴くこ と」を通して、自己を外へ、他者へと開く行為なのだ。──近藤譲)

訳者による序文が公開されています:

Translator’s preface by Daryl Jamieson|MusikTexte

アルテスの本が英訳されて出版されたのは、これがはじめて。たいへん光栄なことです。