ARTES インフォ*クリップ[vol.166]日本の音楽著作権ビジネスの成り立ちを読む!号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ARTES インフォ*クリップ[vol.166]2022/02/01
日本の音楽著作権ビジネスの成り立ちを読む!号
アルテスパブリッシング
https://artespublishing.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼【2/28発売予定】田崎直美『抵抗と適応のポリトナリテ』
▼【2/28発売予定】朝妻一郎『高鳴る心の歌 ヒット曲の伴走者と
 して』
▼【1/29・2/12・2/16(全3回)開催】菅野恵理子さんの「リベラル
 アーツと音楽」講座、オンラインで開講
▼【再掲|2/26開催】三浦裕子さんの「アフタヌーンティーと社
 交」講座が朝日カルチャーセンターで開催
▼メディア掲載情報
▼1月の重版
▼好評発売中の既刊より
▼アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
▼アルテスの公式ショップもお役立てください(送料無料です)
▼アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
▼代沢だより

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2/28発売予定】
田崎直美 著
抵抗と適応のポリトナリテ──ナチス占領下のフランス音楽

抵抗と適応のポリトナリテ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
レジスタンスか、対独協力か……
脱出、潜伏、あるいは転向か──
ナチス占領下のフランスで、音楽家はさまざまな生き方を選択した。
隠された音楽史を跡づける画期的研究。

第二次世界大戦期の4年間(1940-44)、ナチス・ドイツに占領され
たパリでは、戦前以上に多彩な音楽活動が展開していた。
その裏には、「音楽」に政治的役割を強く期待したヴィシー政権の
政策と、厳しい状況の中でしたたかに生き抜く音楽家たちの葛藤が
あった。
本書は、戦後多くの音楽家の心に傷跡を残し、これまで正面から語
られることのなかった占領期フランスの音楽史を、当時の文化政策
と各音楽家ごとのケース・スタディの両面から明らかにする。

ためし読みもできます! こちらからどうぞ▼
https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784865592481

A5判・並製・352頁
定価:本体2800円[税別]
発売日:2022年2月28日
ISBN978-4-86559-248-1 C1073
ジャンル:フランス音楽/音楽史
装丁:折田 烈(餅屋デザイン)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2/28発売予定】
朝妻一郎 著
高鳴る心の歌 ヒット曲の伴走者として

高鳴る心の歌


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヒット曲はこうして生まれる!
「帰って来たヨッパライ」「千の風になって」『A LONG VACATION』
など数々のヒット作誕生に携わり、著作権の価値を知り尽くす業界
のパイオニアが音楽出版ビジネス55年の経験を次世代につなぐ!

音楽出版ビジネスとは?
「作詞家・作曲家から楽曲の著作権を預かり、1円でも多く収入を上
げるよう、ありとあらゆる努力をする仕事です」

現在フジパシフィックミュージック代表取締役会長を務める著者は、
前身となるパシフィック音楽出版の創業スタッフとして、
1966年に音楽出版ビジネスのキャリアをスタート。
以来今日までに「帰って来たヨッパライ」、「白い恋人たち」
『A LONG VACATION』、「千の風になって」をはじめ、フォーク・
クルセダーズやジャックス、モコ・ビーバー・オリーブ、おニャン
子クラブ、大瀧詠一、山下達郎など無数のヒット作を世に送り出し
てきた。

本書は、音楽著作権の価値を知り尽くす業界のパイオニアが、
アメリカで始まった音楽出版ビジネスの歴史とともに、作詞家・作
曲家、ミュージシャンを支え、内外のライバルやパートナーと切磋
琢磨してきた長年の経験を語ったもの。音楽を聴くメディアとして
インターネットが主流となったいま、これからの著作権ビジネスを
考えるうえでも必読です。

◎本書に登場するおもなミュージシャン、音楽家
ザ・フォーク・クルセダーズ、加藤和彦、ジャックス、大瀧詠一、
シュガー・ベイブ、山下達郎、秋元康、Wink、稲垣潤一、
ウルフルズ、BONNIE PINK、Superfly、
バート・バカラック、ポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコルス

◎著者が携わったおもなヒット作
「帰って来たヨッパライ」「千の風になって」「白い恋人たち」
『A LONG VACATION』「あの素晴しい愛をもう一度」
「悲しくてやりきれない」「結婚しようよ」「ガッツだぜ!!」等々

四六判・並製・320頁
定価:本体2000円[税別]
ISBN978-4-86559-251-1 C1073
ブックデザイン:タカハシデザイン室
ジャンル:音楽ビジネス/J-POP/洋楽
発売日:2022年2月28日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1/29・2/12・2/16(全3回)開催】
菅野恵理子さんの「リベラルアーツと音楽」講座、オンラインで開

【1/29・2/12・2/16(全3回)】菅野恵理子さんの「リベラルアーツと音楽」講座、オンラインで開講


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
朝日カルチャーセンター立川教室のオンライン講座に音楽ジャーナ
リストの菅野恵理子さんが登壇。1月29日(土)、2月12日(土)、
26日(土)の3回にわたり、「リベラルアーツと音楽」と題して講座
をおこないます。菅野さんの著書『ハーバード大学は「音楽」で人
を育てる』『未来の人材は「音楽」で育てる』などで紹介されたリ
ベラルアーツ教育における音楽の重要性について、アメリカの名門
大学やヨーロッパの音楽祭などの事例をとおして学ぶ講座です。ぜ
ひご参加ください。

講座の詳細とお申し込みは以下のページから:
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/526c1f15-a788-0561-2688-6184ef69f59c

リベラルアーツと音楽
──歴史、欧米の事例を交えて

菅野 恵理子(音楽ジャーナリスト)

 近年、なぜ「リベラルアーツ教育」が注目されているのでしょう
か。今回はその中から「音楽」に着目し、欧米の事例を交えながら
歴史と今後の展望について概観します。
 初回は、リベラルアーツ教育と音楽の歴史についてお話します。
古代ギリシアから現代まで、リベラルアーツの内容は時代によって
変化しています。音楽がどのように教養として学ばれてきたのか、
その発祥、定着、普及、改変といった歴史上の転換点に触れながら、
今求められるリベラルアーツ教育と音楽のあり方について考えます。
 第2回は、大学教養教育を中心に、アメリカの事例をご紹介します。
ハーバード、MIT、スタンフォード大など、アメリカの大学には音
楽学科・学部があります。リベラルアーツとしてどのように音楽を
学んでいるのか、その背景にはどのような考え方があるのか、主に
MITの授業実例(4割の学生が音楽履修)から体感して頂きます。
 第3回は、音楽祭プログラムを中心に、ヨーロッパの事例をご紹
介します。ルツェルン音楽祭、ザルツブルグ音楽祭など、ヨーロッ
パの音楽祭には、リベラルアーツの考え方が基盤にあります。近年
のプログラムを紐解きながら、音楽を通して社会に向けて何を表現
・発信しているのか、感じ取る機会になれば幸いです。(講師・記)

【カリキュラム】
第1回 リベラルアーツ教育と音楽の歴史
第2回 アメリカの事例~MITなど大学教養教育を中心に
第3回 ヨーロッパの事例~音楽祭プログラムを中心に

日時:2022年1月29日(土)、2月12日(土)、2月26日(土)
 各10:30~12:00(全3回)
受講料(税込):会員 9,999円 一般 13,299円

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【再掲|2/26開催】
三浦裕子さんの「アフタヌーンティーと社交」講座が朝日カルチャ
ーセンターで開催

三浦裕子さんの「アフタヌーンティーと社交」講座が朝日カルチャーセンターで開催


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『スイート・スイート・クラシック──洋菓子でめぐる音楽史』の
著者・三浦裕子さんが、来年(2022年)2月26日(土)、朝日カル
チャーセンター立川教室で「お菓子の世界──アフタヌーンティー
と社交」と題してオンライン講座を開催することになりました。
「アフタヌーンティー」といえば、『スイート…』のなかでも第8章
「エルガーとヴィクトリア・サンドウィッチ・ケーキ」のなかでも
その歴史と背景が紹介されていましたが、今回はそこに焦点をしぼ
った講座ということで、とても楽しみです。

講座の詳細とお申し込みは以下からどうぞ▼

お菓子の世界 アフタヌーンティーと社交|朝日カルチャーセンタ
ー立川教室
https://www.asahiculture.jp/course/tachikawa/3658b260-136e-d282-7d3e-618256ad21a5

三浦 裕子(菓子研究者)
「英国のアフタヌーンティーといえば、素敵なティーセットで整え
 られたテーブル、そしてティーサンドウィッチやとりどりの焼き
 菓子などのメニューの楽しさに目がいきます。そこでのティータ
 イムは、しばし忙しい日常から離れる優雅なひとときです。
 けれどもアフタヌーンティーが生活文化として根づいた背景には、
 19世紀後半から20世紀初頭の英国社会の変化がありました。今回
 はアフタヌーンティーをお菓子の紹介だけでなく、「社交」とい
 うキーワードでとらえなおしてみたいと思います。そして最後に
 アフタヌーンティーが確立された時代に生まれた音楽を聴きまし
 ょう。(講師・記)」

日時:2022年2月26日(土)15:30-17:00
受講料(税込):会員3,333円/一般4,433円

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メディア掲載情報
https://artespublishing.com/news/media/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・北中正和さんが『音楽航海日誌』を絶賛!
 https://artespublishing.com/news/musiclogbook_rc/
・青澤隆明さんが『オーケストラに未来はあるか』を力強く「肯
 定」!
 https://artespublishing.com/news/jijitsushin_urayama/
・『モーストリー・クラシック』に『ラドゥ・ルプーは語らない。』
 の書評掲載
 https://artespublishing.com/news/202202_mostlyclassic_lupu/
・『サウンド&レコーディング・マガジン』に『音と耳から考え
 る』の書評が掲載されました!
 https://artespublishing.com/news/otomimi_sr02/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2022年1月の重版
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月は1タイトルを増刷しました。

『つながりと流れがよくわかる 西洋音楽の歴史』第3刷

つながりと流れがよくわかる 西洋音楽の歴史

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
好評発売中の既刊より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1月新刊】
仲條正義[著]
僕とデザイン

僕とデザイン

【12月新刊】
野澤豊一・川瀬慈[編著]
音楽の未明からの思考──ミュージッキングを超えて

音楽の未明からの思考

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ

本の購入方法


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルテスの本は、全国の書店・楽器店・CDショップ・オンラインシ
ョップにてお買い求めいただけます。そのなかでもお求めいただき
やすいお店のリストを公開していますので、ぜひご利用ください
(リストは随時更新しています。各店の在庫はご来店の前にご確認
・お問い合わせください)。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルテスの公式ショップもご利用ください(国内送料無料です)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大小さまざまなオンライン書店を上でご案内していますが、教科書
やテキストなど必要な本が買えなくて困っている、行きつけの書店
が利用できなくなった、といった際には、アルテスのショップもお
使いになってください。

アルテス公式サイトのショップでは、200タイトル近いアルテスの刊
行書籍を、(絶版・品切れの本を除いて)すべて国内送料無料で販
売中です。
https://artespublishing.com/shop/

お支払いはPayPal、銀行振込のいずれかをお選びください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎書籍
大和田俊之(著)『アメリカ音楽の新しい地図』筑摩書房
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480874092/

藤倉大(著)『どうしてこうなっちゃたか』幻冬舎
https://www.gentosha.co.jp/book/b14134.html

R.マリー・シェーファー(著)鳥越けい子ほか(訳)
『新装版 世界の調律』平凡社ライブラリー
https://www.heibonsha.co.jp/book/b596096.html

◎コンサート/イヴェント
2/11|ROSCO|結成20周年記念リサイタル|東京オペラシティ リ
サイタルホール
http://rosco2001.com/news.html

2/13|オーケストラ・ニッポニカ第39回演奏会|チェレプニン伝説
──ローカリティーの追求
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm

2/15-3/31|細川周平|日本の音楽雑誌五十年──1890年-1945年|
日本近代音楽館(録画配信のみ/詳細は2/10ごろに下記HPに掲載)
https://www.meijigakuin.ac.jp/library/amjm/

2/17|合唱団るふらん|2022演奏会|紀尾井ホール
https://kioihall.jp/20220217k1900.html

2/19|木村元×村上靖彦|音楽のような本をつくりたい|本屋B&B
https://bb220219b.peatix.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■代沢だより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・自著2作目の『音楽のような本がつくりたい──編集者は何に耳
 をすましているのか』が発売されてそろそろ2週間。
  音楽のような本がつくりたい|木立の文庫
  https://kodachino.co.jp/books/978-4-909862-20-4/
 発売直後の22日(土)には哲学者・鷲田清一さんによる朝日新聞
 の長寿コラム「折々のことば」で拙著が紹介されました。
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15180290.html
 「会議はものごとを決める場ではない」という、本題からすこし
 逸れたようにみえる言葉のチョイスでしたが、「会議とは異なる
 「声」や視点を提示し共有しあう機会」だというところから「音
 楽の多声化」にフォーカスするという流れで、拙著のめざす「音
 楽や本を味わうときに自分のなかで何が起こっているのかを日常
 的な感性でことばにする」というテーマに光を当ててくださいま
 した。
 2月19日(土)19:00からは|東京・下北沢の本屋B&Bにて、精神
 分析学・現象学者の村上靖彦さんとお話しします(配信あり)。
  https://bb220219b.peatix.com/
 同店では2月1日(火)より「音楽のような本」を集めたブックフ
 ェアが始まります。選書はわたしが担当しましたが、それだけで
 なく、それぞれの本に1曲ずつBGMも添えてみました。フェアの
 特典冊子に掲載されたQRコードをスマホで読みとれば、フェア棚
 で本を手に取りながら(もちろん、購入後ご自宅で読むときも)、
 音楽も楽しんでいただけるというしかけです。
 「課外活動」をこんなにやっていて本業は大丈夫かとご心配いた
 だいておりますが、2月・3月に完成させるべく計5冊の担当書籍
 が進行していますので、どうぞご安心ください(笑)。[木村]

・珍しく6ヶ月連続で自分の担当する新刊を発売することになり、
 連日校了作業に追われています。新年に見始めた『イカゲーム』
 も最終話を残すのみ、というところで足止め。『高鳴る心の歌』
 が手を離れたらのお楽しみとなりそうです。3月は柴田元幸さん
 の翻訳で初めて海外の小説を出します。詳細は次号で!
 あ、最新刊『僕とデザイン』も発売したとたんに評判を読んでい
 て売れ行き好調です。モノとしての魅力もぜひ味わってみてくだ
 さい。                      [鈴木]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ARTES インフォ*クリップ          配信数:2483通
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行日:2022年2月1日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-16-23-303
TEL 03-6805-2886│FAX 03-3411-7927
公式Facebook:http://www.facebook.com/artespublishing
公式Twitter:http://twitter.com/artes2007
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*知人・友人の方々にメルマガ「ARTES インフォ*クリップ」の
 登録をぜひおすすめください。
 https://artespublishing.com/mail-magazine/