ARTESインフォ*クリップ[vol.075]60年代にタイムスリップ!「ひょうたん島」と「ウルトラセブ ン」で年越し!号

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ARTES インフォ*クリップ[vol.075]2015/12/10
60年代にタイムスリップ!「ひょうたん島」と「ウルトラセブン」
で年越し!号
アルテスパブリッシング
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□ CONTENTS □
・12/23 「イーリアン・パイプス入門 アイルランドのバグパイプ
 を知ろう」本屋B&Bで開催!
・『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』の索引をどうぞご利用
 ください
・12/11 松田美緒が「小島ケイタニーラブのラブナイト」に出演!
・12/16 beco reco vol.10 この曲からあの本が生まれた?! 編集者
 が音楽で語る人生
・好評発売中!『わからない音楽なんてない!』『箏を友として』
・12/15発売!『泣くのはいやだ、笑っちゃおう ひょうたん島航
 海記』
・12/20発売!『ウルトラセブン・スコア・リーディング』
・ただいま編集中!『ヘッドフォン・ガール』(高橋健太郎 著)
・『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』の誤植のお知らせ
・最近のアルテス──書評・イヴェントなど
・アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
・アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
・代沢だより

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■ 12/23 「イーリアン・パイプス入門 アイルランドのバグパイプ
を知ろう」本屋B&Bで開催!
http://artespublishing.com/events/uilleannpipes_1223bb/
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おおしまゆたか著『アイルランド音楽 緑の島から世界へ』刊行記
念イヴェントの第3弾、Xmasスペシャルの開催が決まりました。題
して「イーリアン・パイプス入門 アイルランドのバグパイプを知
ろう」!

アイルランド伝統音楽でおなじみの楽器のなかでも、ひときわ異彩
を放つ「イーリアン・パイプス」。なぜ袋付きなの? なぜドロー
ンを鳴らすの? どうやって演奏するの? といった基本に始まっ
て、その仕組みと歴史、名演、名プレイヤーを解説、ご紹介してい
く特別企画です。

おなじみトシバウロン&おおしまゆたかの二人がホストを務め、
NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の音楽にも参加するなど八面
六臂の活躍を続けているパイプ・プレイヤーの野口明生さんをゲス
トにお迎えしてお送りします。

このユニークな楽器を目の前で体験できる貴重なチャンスをどうぞ
お見逃しなく!

■12月23日(水・祝)14時 - 16時(13時30分開場)
■会場:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
■料金:2000円+1 drink order(500円)
■出演:野口明生(イーリアン・パイプス) トシバウロン(バウ
ロン) おおしまゆたか(著者)
■ご予約はB&Bのウェブサイトからどうぞ。

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■『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』の索引をご利用下さい
http://artespublishing.com/news/irishmusic_index/
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今年3月に刊行したおおしまゆたか(著)『アイルランド音楽 碧
の島から世界へ[CD付き]』の索引を作成し、PDFファイルをサイ
トにアップロードしました。
http://www.artespublishing.com/of_download/IRISHMUSIC_index.pdf

本書より少し小さめのサイズで作りましたので、プリントアウトし
て本に挟んでお使いいただけます(全16ページ)。著者のおおしま
さんがとても丁寧に項目を拾って作って下さったものです。どうぞ
お役立て下さい。

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■ 12/11松田美緒が「小島ケイタニーラブのラブナイト」に出演!
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朗読劇『銀河鉄道の夜』にも出演しているシンガー・ソングライタ
ー、小島ケイタニーラブさんが主宰しているトーク&ライブ「ラブ
ナイト」に、『クレオール・ニッポン』の松田美緒がゲスト出演し
ます。
「歌を探すため世界各地を旅する松田さん。その活動の源泉にラブ
ナイトが迫ります。ライブコーナーでは山口亮志さんをギタリスト
に迎え、松田さんの歌をたっぷり聞いて頂く他、朗読とスライドシ
ョーを交えたスペシャルセッションも。世界中の歌と言葉の溢れる
一夜をお楽しみください」
詳細はこちらをどうぞ→
http://www.keitaney.com/archives/special/love-night-1501211/

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■ 12/16 beco reco vol.10 この曲からあの本が生まれた?!
  ──編集者が音楽で語る人生
http://artespublishing.com/events/beco-reco-vol-10/
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西荻窪のブックカフェで鈴木がこんなイヴェントやります。親しい
友人たちで音楽談義を楽しもうという肩肘張らない企画です。出版
関係者もそうでない人も、音楽好きの方はぜひお越しください。

日時:12月16日(水)19:00 OPEN 19:30 START(23:00頃まで)
会場:beco cafe(西荻窪駅徒歩2分)
http://bookendless.blog81.fc2.com/
会費:1000円(ワンドリンク付)
DJ:鈴木茂(アルテスパブリッシング)、島田潤一郎(夏葉社)、
空犬太郎(空犬通信・本屋図鑑)
企画:空犬太郎
ご予約:電話(03-6913-6697)または
メール(w.bookendless●gmail.com ●=アットマーク)でbeco cafeへ

以下「空犬通信」(http://goo.gl/6CGdMK)から
「beco recoは、アマチュアDJがセレクトしたアナログレコードや
 CDで音楽を楽しむイベントです。今回は、吉祥寺の出版仲間かつ
 音楽好きの仲良し3人が、それぞれの人生を決定づけた曲、10
 曲をセレクト。その後の音楽人生、出版人生に、それらがどんな
 影響を与えたのかを、音楽をかけながら語ります。
 アルテスと夏葉社の本を愛読している方、同社の本に興味のある
 方、空犬通信の購読者の方は、ぜひ聞きにきてください。お二人
 の本づくりの原点のようなものにふれられるかもしれませんよ」

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■ 好評発売中!
『わからない音楽なんてない!──子どものための音楽を考える』
(大友直人・津上智実・有田栄 著)
http://artespublishing.com/books/86559-132-3/
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子どもたちの聴く力を信じ、未来の音楽文化を創造する。
マエストロ大友直人が心血を注いだ東京交響楽団&サントリーホー
ル「こども定期演奏会」のすべて。

子どもたちが定期会員となり、オーディションでソリストや演奏者
になり、テーマ音楽やチラシの絵を応募して作り上げる史上かつて
ないコンサート。大友直人、東京交響楽団、サントリーホールは何
をめざしたのか──「こども定期演奏会」の12年間をつぶさにドキ
ュメントするとともに、バーンスタインの「ヤング・ピープルズ・
コンサート」など世界の子ども向け演奏会の歴史をひもとき、子ど
もと音楽の理想的な出会いとはどのようなものかを考える。

定価:本体2200円[税別]
四六判・並製・360頁+カラー口絵8頁
発売:2015年11月25日
ISBN978-4-86559-132-3 C1073
ジャンル:オーケストラ/音楽教育
装丁:奥野正次郎(pororoca)
カバー装画:嶋津円香

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■ 好評発売中!
『箏を友として──評伝・宮城道雄〈人・音楽・時代〉』
(千葉優子 著)
http://artespublishing.com/books/86559-131-6/
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藤原道山さん(尺八演奏家)推薦!
「目にハンディを持ちながらも、果敢に音楽を追究していった日本
 音楽界のパイオニア。私の憧れである。
 その生涯は波乱に満ちているが、生きた時代とともに、さまざま
 な宮城道雄像がありありと浮かんできた。」

《春の海》ほか数々の名曲の作曲家として知られ、日本音楽を現代
に生まれ変わらせた不世出の箏曲家・宮城道雄(1894ー1956)。
20世紀前半の激動を生き抜き、作曲・演奏・楽器開発・教育・著述
にマルチな才能を発揮した天才芸術家の生涯を、人間味あふれるエ
ピソードをまじえながら生き生きと描き切った決定版評伝。

定価:本体2500円[税別]
四六判・並製・356頁
発売:2015年11月25日
ISBN978-4-86559-131-6 C1073
ジャンル:日本音楽/作曲家/伝記
装丁:折田烈(餅屋デザイン)

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■ 12/15発売!
『泣くのはいやだ、笑っちゃおう 「ひょうたん島」航海記』
(武井博 著)
http://artespublishing.com/books/86559-133-0/
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まるい地球の水平線に青春の光を探し求めて──

1964年4月に放送を開始、69年4月まで5年間にわたって、子ども
たちを夢中にさせた伝説の人形劇『ひょっこりひょうたん島』。そ
こに集まったのは、脚本の井上ひさし/山元護久コンビ、作曲の宇
野誠一郎、アニメーションの久里洋二、人形造形作家の片岡昌、人
形劇団ひとみ座の面々、そして藤村有弘、熊倉一雄、中山千夏ら声
優陣といった若き才能たちでした。

彼らに声をかけ舵をとったのが、本書の著者、すなわち番組の生み
の親でもある当時のNHK担当ディレクター、武井博です。

本書は、番組のアイディアに始まり、脚本チームのこと、難産だっ
た主題歌、声のキャスティング、撮影方法、そして今も生き続ける
ひょうたん島のスピリットなどなど、誕生から番組終了までのすべ
てを、制作現場をよく知る当事者ならではの秘話、エピソードとと
もに生き生きと語った、夢のふくらむノンフィクションです。

定価:本体1800円[税別]
四六判・並製・280頁
発売:2015年12月15日
ISBN978-4-86559-133-0 C0074
ジャンル:テレビ/ノンフィクション
装丁:福田和雄(FUKUDA DESIGN)

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■ 12/20発売!
『ウルトラセブン・スコア・リーディング──冬木透の自筆楽譜で
読み解くウルトラセブン最終回』
(冬木 透 監修・青山 通 著)
http://artespublishing.com/books/86559-134-7/
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『ウルトラセブン』音楽監督・冬木透のオリジナル自筆楽譜、本邦
初公開!
全編に印象深い音楽をちりばめ、最終回を金字塔にした冬木マジッ
クがいま明らかに!
各回をいろどった「名曲&レア曲」も一挙掲載。

アマオケ、ブラバンでも演奏できる!
あの名曲「ソナタ」をピアノで、「ノンマルト」をオカリナで演奏
しよう!

初版限定付録! セブン写真+冬木透サイン入りポストカード付き!

Part 1 冬木透の自筆楽譜で読み解く『ウルトラセブン』最終回
 〈ウルトラセブンの歌〉〈十字架上のセブン〉〈宇宙人、怪獣〉
 〈静かな警備隊〉〈さらばセブン〉ほか
Part 2 冬木透の自筆楽譜で振り返る『ウルトラセブン』名曲&レ
ア曲
 〈宇宙の平和〉〈Sonata〉〈ノンマルト〉〈ULTRA SEVEN〉〈太
 陽の声〉〈ウルトラ警備隊の歌〉ほか

定価:本体7777円[税別]
B5判・並製(ビニールカバー装)・192頁
発売日:2015年12月20日
ISBN:978-4-86559-134-7 C0073
ジャンル:音楽/特撮/テレビ/楽譜
ブックデザイン:中島浩

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■ ただいま編集中!『ヘッドフォン・ガール』(高橋健太郎 著)
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6月に上梓した『スタジオの音が聞こえる』も大好評、音楽評論、
音楽プロデューサー/エンジニア、レーベル主宰、音楽配信サイト
「OTOTOY」プロデューサーなど多彩な活躍を見せている高橋健太
郎が初めて書き下ろした小説をリリース! ご期待ください。

★予価★:1600円(税別)
発売:2016年1月予定
ISBN978-4-86559-129-3 C0093
ジャンル:小説/音楽
装画:へびつかい
装丁:佐々木暁

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■ 『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』の誤植のお知らせ
http://artespublishing.com/%E6%AD%A3%E8%AA%A4%E8%A1%A8/151207_wagnerundnazism_errata/
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『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』の本文中に、編集上の
ミスによる誤りがありました。以下のリンクから正誤表をダウンロ
ードしてお使いください。
http://artespublishing.com/of_download/151207_wagnerundnazism_errata_DL.pdf

ご希望の方には印刷した正誤表をご郵送いたしますので、以下のメ
ールアドレスまで、件名を「ヴァーグナー正誤表希望」とし、「ご
氏名(+勤務先)」「郵便番号」「ご住所」をお知らせください。
info●artespublishing.com(●=アットマーク)

読者のみなさまに心よりお詫びいたします。

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■ 最近のアルテス──書評・イヴェントなど
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・中山千夏さんが『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』紹介ください
 ました(感無量)
 http://artespublishing.com/media/hyoutanjima_chinatsusan/
・山田宏一さんと白石朗さんが『ミシェル・ルグラン自伝』を!!!
 http://artespublishing.com/media/legrand_freestyle/
・『邦楽ジャーナル』で『箏を友として』紹介
 http://artespublishing.com/media/151130_hougakujournal_miyagi/
・『レコード・コレクターズ』12月号に『Through A Quiet Window』
 の書評掲載!
 http://artespublishing.com/media/stevejansen_rc12/
・『intoxicate』にて『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』
 『スティーヴ・ジャンセン写真集』紹介
 http://artespublishing.com/media/151125_intoxicate_harvard_jansen/
・安倍寧さんがブログで『ミシェル・ルグラン自伝』をレビューし
 てくださいました
 http://artespublishing.com/media/legrand_review_1122/
・日本経済新聞に『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』他の広告を出しました
 http://artespublishing.com/media/nikkei_ad_1122/
・『週刊新潮』に大竹昭子さんの『ミシェル・ルグラン自伝』書評
 掲載!
 http://artespublishing.com/media/michellegrand_shincho1118/
・『ぶらあぼ』で『「聴くこと」の革命』紹介
 http://artespublishing.com/media/151118_bravo_musicasthought/

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■ アルテスの本のお買い求めはこちらのお店でどうぞ
http://artespublishing.com/guide/
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アルテスの本は、全国の書店・楽器店・CDショップ・オンラインシ
ョップにてお買い求めいただけます。そのなかでもお求めいただき
やすいお店のリストを公開していますので、ぜひご利用ください
(リストは随時更新しています。各店の在庫はご来店の前にご確認
・お問い合わせください)。

そのほか、弊社ウェブサイト・お電話・FAXでもご注文をうけたま
わっています(送料無料)。

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■ アルテスのおすすめ! 旬の音楽情報
http://magazine.artespublishing.com/recommend
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◎書籍
鈴木惣一郎『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた』DU BOOKS
http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK088
松武秀樹とシンセサイザー『限定愛蔵版 MOOG III-Cとともに歩んだ音楽人生』DU BOOKS
http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK112
坂本龍一、後藤繁雄『skmt 坂本龍一とは誰か』ちくま文庫
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480433077/
石倉敏明・田附勝『野生めぐり 列島神話の源流に触れる12の旅』淡交社
https://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=1956
小沼純一他『ユリイカ2016年1月臨時増刊号 総特集◎エリック・サティの世界』青土社
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791702992
『フリースタイル30』フリースタイル
http://webfreestyle.com/
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『ミュージック 「現代音楽」をつくった作曲家たち』フィルムアート社
http://filmart.co.jp/books/music/music-obrist/

◎CD
鈴木慶一『Records and Memories』Pヴァイン(12/16発売)
http://www.keiichisuzuki.com/information/

Soggy Cheerios『EELS & PEANUTS』
http://soggycheerios1959.tumblr.com/post/128252041433/eelsandpeanuts

坂本龍一『オリジナル・サウンドトラック「母と暮せば」』
http://shop.mu-mo.net/avx/sv/item1?jsiteid=CMM&seq_exhibit_id=153131&categ_id=572301&x=80&y=4

『commmons: schola vol. 15 Ryuichi Sakamoto & Dai Fujikura Selections: Music of the 20th century II – 1945 to present』コモンズ(12/16発売)
http://shop.mu-mo.net/avx/sv/item1?jsiteid=CMM&seq_exhibit_id=153141&categ_id=572501

◎コンサート/イヴェント
12/13 第15回河合臨床哲学シンポジウム「生きられる死」|東京大
学鉄門記念講堂
http://bunkyoken.kawai-juku.ac.jp/blogs/2015/1007_001565.html
12/18 小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート
2015|文京シビックホール 大ホール
http://www.smf.or.jp/concert/daiku_2015/
12/19 薬師寺典子|「声の逆襲」声楽家キャシー・バーベリアンの
革命|東京文化会館
http://www.tokyo-ws.org/archive/2015/09/post-150.shtml
1/17 日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート New Year Concert
2016|サントリーホール
http://www.smf.or.jp/concert/nisseki52/
2/11 サラウンドシアター|プロコフィエフ「冬のかがり火」|渋
谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
http://kproductions.co.jp/WINTER_BONFIRE_TOPPAGE.html

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■ 代沢だより
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・朝日新聞の吉田純子さんによるダニエル・バレンボイムへのイン
 タビューを読みました。
 http://www.asahi.com/articles/ASHD76DD5HD7ULZU00P.html
 思想家E.サイードとともにイスラエルとパレスチナの若者を集め
 て結成したオーケストラ「ウェスト・イースタン・ディヴァン・
 オーケストラ」の目的について、マエストロ・バレンボイムは
 「政治的な合意ではなく、たとえばベートーベンの交響曲につい
 て、同じ考えを持つようなことを求める」と語ります。
 「『敵』である人の隣で、同じ曲を1日練習したとしましょう。
 終わるころには『敵』という感情はなくなっています。政治には
 不可能なことが、音楽では可能になるのです。私はまず、相手の
 言葉をリスペクトすることを求めます。自分の考えと違い、納得
 できなかったとしても、相手の正当性を否定せず、まずは受け入
 れなさい、と」。
 いままでにも、政治家として活動した音楽家がいなかったわけで
 はありません。しかしバレンボイムがしようとしているのは、あ
 くまでも音楽家として、政治的な対立を、芸術的な調和という異
 なる次元へ転位させることです。彼がグローバリズムを退け、
 「ユニバーサリズム」という言葉で、多様な価値観をもった人々
 がおのおの独立しつつ共生する世界観を語るとき、その要諦とな
 るものが芸術にほかなりません。そして、それこそが私たちが社
 名のもととした「アルテス・リベラレス」、すなわちリベラル・
 アーツ(自由人として生きるための技芸)の存在理由なのです。
 バレンボイムの思想は2008年に出版した『バレンボイム音楽論 
 対話と共存のフーガ』(蓑田洋子訳)に存分に語られています。
 http://artespublishing.com/books/903951-10-2/
 また、アメリカのトップ大学が現代社会に通用する教養人を育て
 るうえで、いかにリベラル・アーツ教育を重視しているかを明ら
 かにした菅野恵理子さんの『ハーバード大学は「音楽」で人を育
 てる』も合わせてご一読ください。
 http://artespublishing.com/books/86559-125-5/
                          [木村]
・先月22日、店頭発売に先駆けて『泣くのはいやだ、笑っちゃおう
 「ひょうたん島」航海記』の出版記念パーティーが表参道の青山
 荘で盛大に開かれました。『ひょっこりひょうたん島』の関係者
 でご健在の方がほとんど集まったのではないでしょうか。ダンデ
 ィ役の若山弦蔵さんをはじめ、博士の中山千夏さん、当時10代で
 主題歌を歌った前川陽子さん、そして山元護久さん、宇野誠一郎
 さん、熊倉一雄さんの奥さま方といった皆さんが胸を打つスピー
 チをして下さいました。前川さんが千夏さんとデュエットであの
 「すすめーひょっこりひょうたんじーま」を目の前で歌って下さ
 ったときには涙腺が決壊しかけました。60年代にモノクロの画面
 に夢中になっていた記憶のある者にとっては、まさに夢のような
 2時間でした。これもひとえに著者・武井さんの人徳だと思います
 が、当日できたてほやほやの本をご覧になった方々が口々に「良
 い本ですね」と褒めてくださってひと安心。サイトでお知らせし
 たように中山千夏さんのお墨付きです。リアルタイム世代もリメ
 イク世代も、ぜひ読んで下さい!
http://artespublishing.com/books/86559-133-0/
                           [鈴木]

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ARTES インフォ*クリップ[vol.075]     配信数:2483
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発行日:2015年12月10日
発 行:株式会社アルテスパブリッシング
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-16-23-303
TEL 03-6805-2886│FAX 03-3411-7927
公式Facebook:http://www.facebook.com/artespublishing
公式Twitter:http://twitter.com/artespublishing
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