現代ジャズのレッスン
1959年から考える

定価:本体1900円[税別]

  • A5判・並製 | 272頁
  • 発売日 : 2018年3月26日
  • ISBN 978-4-86559-180-4 C1073
  • ジャンル : ジャズ史/ジャズ評論
  • 装丁・カバー写真:名井昌代

「21世紀のジャズ評論はこの名著から始まった!」
──柳樂光隆(音楽評論家)

21世紀のジャズはどこへ行くのか?
1959年『カインド・オブ・ブルー』のモード・ジャズを起点に、
60年代から00年代に至るコンテンポラリー・ジャズの歩みと可能性を語って、
その後のジャズ評論に多大な影響を与えた名著が、
書き下ろし2章を加えて待望の復活!
(オリジナルは2000年刊行の『ジャズの明日へ』河出書房新社)。

マイルス、コルトレーン、フュージョン、新主流派から、
パット・メセニー、ビル・フリーゼルまでを題材に繰り広げられる
しなやかな思考は、あなたを新しい音楽体験に誘います。

本書でとりあげた音源を150曲以上集めたプレイリスト
無料で楽しめるストリーミングサービス「Spotify」に作りました。
カバーの折り返し(袖)にリンクを張ったQRコードを入れましたので、
ぜひご活用ください。

プロフィール

  • 村井康司(むらい・こうじ)
    1958年函館生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。中学1年でロックを、高校1年でジャズを聴き始め、大学時代はジャズ・ビッグバンドでギターと編曲を担当。編集者として働く傍ら1987年よりジャズ・ライターとして執筆を始め、『ジャズジャパン』『ジャズ批評』『CDジャーナル』などの音楽誌に寄稿。CDのライナーノーツも多く手がける。著書に『あなたの聴き方を変えるジャズ史』(シンコーミュージック、2017)、『現代ジャズのレッスン 1959年から考える』『JAZZ 100の扉』(以上アルテスパブリッシング、2013)、『ジャズ喫茶に花束を』(河出書房新社、2003)、共著に『100年のジャズを聴く』(シンコーミュージック、2017)ほかがある。尚美学園大学音楽表現学科講師。

CONTENTS

はじめに 新版の刊行にあたって

0 プロローグ:「ジャズの世紀」の終わりに

パート1 モードからフリーへ 1960’s
1 ある「失楽園」:「ファンキー・ジャズ」からリアルな世界へ
2 「一九五九年」を聴く[1]:『カインド・オブ・ブルー』とモード
3 「一九五九年」を聴く[2]:コルトレーン、そしてオーネット
4 聖者と道化、あるいはコルトレーンとドルフィー:六〇年代ジャズのふたつのかたち
5 「新主流派」とは何だったのか:「新」と「主流」の本当の意味
6 ジャズとブラックネス:ソウル・ジャズとフリー・ジャズ

パート2 フュージョンとファンクの時代 1970’s
7 「フュージョン現象」の時代へ:「六七年」以後のジャズの変容
8 「脳」と「腰」の欲望に向けて:マイルスの疾走
9 Get on up! あるいは差異と反復:16ビートの時代
10 「うまい」と「へた」、あるいはフュージョンとパンク:「前世代のくびき」から自由になること

パート3 伝統とオルタナティヴ 1980’s
11 ウィントン・マルサリスから「ジャズ」を見る:「伝統の継承」とは何なのか
12 「ジャズの異物」と「種族の言語」:キース・ジャレットと「スタンダーズ」
13 オマージュとコラージュ:ハル・ウィルナー、キップ・ハンラハン
14 ジョン・ゾーンから「ジャズ」を見る:明晰さとポジティヴな力
15 「夢のコラージュ」の作り方:パット・メセニーの音楽ヴィジョン
16 「解読装置」としてのマイルス・デイヴィス:マイルスの死の後で
17 エピローグ:「明日のジャズ」のために

パート4 ジャズの現在地 2018
18 二〇一八年二月、ジャズはどこにいるのか?:二〇年後のジャズのゆくえ
19 ビル・フリゼールとダニー・マッキャスリン:ふたつのインタビュー

人名・グループ名索引