3月に発売した村井康司著『現代ジャズのレッスン』が5月発売の月刊誌3誌に掲載されました。
『レコード・コレクターズ』6月号(特集はセッション・ギタリストの名手たち)では、音楽ディレクター/ライターの柴崎裕二さんが、
それまでのモダン・ジャズ批評から現在へと繋がる大きな道標となった一冊
として旧版を評価してくださった上で、
“テクニックのくびき”としての音楽から、他ジャンルとの融合やトータルな構成を目指した“ポストモダン”なものへとジャズがどのように変遷していったかを丁寧に論じる。即興性、記名性といったジャズが本来持っていた特徴が、時代と共に行われた様々な試みと相克することで生まれたダイナミズム。それを知ることは、今この現在においてジャズを楽しむためには、必須の要素と言えるだろう。
と、嬉しい読み方を提示していただきました。
さらに、『STEREO』6月号(1963年の創刊号復刻版が付録!)では、
ギタリストでもあり、アレンジも手がける著者だけに、音楽理論の解説・説明もわかりやすい。
『CDジャーナル』6月号(表紙は鈴木愛理)では、
たんに歴史的な事実を述べるのではなく、音楽的にも人脈的にも絡み合い影響し合いながら歴史を紡いできたその深層に何があるのかを透視する。
と、それぞれご紹介いただきました。どうもありがとうございました!