【11/13開催】吉原真里さんがアルテスから出版した3冊の著書を語る!

さきほどお知らせした11月12日(土)隆祥館書店でのトークイベントに続き、翌13日(日)の午前中にはコーラスカンパニー主催のオンライン・セミナーが開催されます。

「『親愛なるレニー』発売記念」と銘打たれてはいますが、テーマは「吉原真里が語る『私が書いた3冊の音楽の本』──アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?」ということで、いずれも弊社から出版されている吉原真里さんの音楽書3部作──『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』(2010)、『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』(2013)、そして今回の新刊『親愛なるレニー』──について、自身も2冊の音楽書──『オーケストラは未来をつくる』(2012)、『古都のオーケストラ、世界へ!』(2014)──を弊社から出版している音楽ジャーナリストの潮博恵さんが根掘り葉掘り聞くという、かなりユニークな内容になるものと思います。

イベントの詳細とお申し込みは以下のリンクから:

吉原真里が語る「私が書いた3冊の音楽の本」──アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?|コーラスカンパニー

『親愛なるレニー』発売記念

20世紀を代表する世界の巨匠、レナード・バーンスタイン。その巨匠と深い親交をもった、知られざるふたりの日本人。2019年にオックスフォード大学出版から刊行された『Dearest Lenny: Letters from Japan and the Making of the World Maestro』は、ワシントンの図書館で発見された数百通の書簡をもとに、そのふたりの人物たちとバーンスタインのあいだに培われた愛の物語を解きあかしながら、冷戦期アメリカの文化外交や高度成長期日本の音楽文化を描き、「マエストロ」の意味を多角的に考察したノンフィクション。それを著者自らが日本の一般読者向けに翻訳・再構成した『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が、ついに10月28日に発売されます。

本セミナーでは、その『親愛なるレニー』の内容紹介だけでなく、同じくアルテスパブリッシングから刊行された『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール 市民が育む芸術イヴェント』(2010)および『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか? 人種・ジェンダー・文化資本』(2013)と合わせて3冊を、著者の吉原真里さんが振り返りながら、アメリカ研究の専門家としてクラシック音楽にアプローチする意味とは? 同じ本を英語と日本語のそれぞれで書くことで見えるものとは? アメリカのクラシック音楽界はどこに向かっているのか? など、さまざまなテーマについて大いに語っていただきます。

聞き手は、自身もアルテスパブリッシングから2冊の著書を刊行している音楽ジャーナリストの潮博恵さん。視聴者からの質問やコメントにもたっぷりお答えする予定です。

講座概要
講座タイトル  吉原真里が語る「私が書いた3冊の音楽の本」
        ~アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?~
講師    吉原真里(ハワイ大学アメリカ研究学部教授)
聞き手    潮博恵(音楽ジャーナリスト)
日程    2022年11月13日(日)
時間    10時30分~12時00分(90分)※受付開始30分前
受講料    1,000円(税込)
アーカイブ動画 有り 視聴期間2022年12月31日(土)まで