2021年8月1日付けの読売新聞読書面「著者来店」のコーナーに、『音楽の黙示録──クラシックとジャズの対話』の著者、森本恭正さんと南博さんのインタビュー記事が掲載されました。書いてくださったのは同紙の松本良一記者です。
[著者来店]「音楽の黙示録」南博さん、森本恭正さん…読者を挑発「憂音」の書|読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/raiten/20210731-OYT8T50108/
音楽の嘘、音楽と無知、音楽と権威、音楽と効率……。18の章立ては読者を挑発する。ひとことで言えば「憂国」ならぬ「憂音」の書。今日の、主にクラシック音楽界が抱える構造的な問題を、40年来の友人である2人が創作家・演奏家の立場から分析・批評している。
わかりやすい作品や演奏が効率よく量産され、人気があるものが評価される時代にノーを突きつけるのは無謀ともいえる。だが、この本は音楽芸術の本当の価値とは何かを考える手がかりになるだろう。
刺激的なテーマを打ち出した本書に強く共感してくださり、力のこもった内容の記事となっています。松本さん、ありがとうございました!