ディーリアス・プロジェクトが『intoxicate』で紹介されました

タワーレコードが発行するフリーマガジン『intoxicate』130号(10月10日発行)で「ディーリアス・プロジェクト」が紹介されました。

 音楽ジャーナリスト、林田直樹さんの主導により今年の夏より進められている「ディーリアス・プロジェクト」は、そんな日本におけるディーリアス受容の状況を大きく変える可能性を秘めた素晴らしい企画である。メインとなるのは弟子フェンビーによる伝記Delius as l Knew Himの日本語訳出版。併せて英国在住のヴァイオリニスト、小町碧さんによるヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会も予定されており、こちらは翻訳者による演奏という点でも見逃せない。そして本稿で紹介する、ワーナー・クラシックスならではの貴重な音源を用いたオフィシャルCDの発売。フェンビー自身による演奏(指揮・ピアノ)を含む、伝記の内容に沿った形での収録という点がポイントである。ディーリアスの魔法のような音楽は、実際に音を聴いて体感することが重要。ぜひ伝記とのセットで手に入れて、楽しみながら理解を深めていただきたい。

ここでは情報が間に合わず紹介されていませんが、まずはナクソス・ジャパンから小町碧さんののCD『カラーズ・オブ・ザ・ハート』が10月20日に発売、その後、ワーナーからCD『フレデリック・ディーリアス〜楽園への道〜』が10月25日発売、書籍『ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス』のお披露目ともなる小町碧さんのヴァイオリン・リサイタル「真実のディーリアス」が11月1日(銀座・王子ホール)開催、そして書籍の一般発売が11月15日──と、「ディーリアス・プロジェクト」の成果がこれから続々と世に出ていきます。どうぞお楽しみに![G]