3/4 細川俊夫×柿木伸之トークショー開催(ゲスト演奏:鈴木俊哉)

photo: © Kaz Ishikawa

 

世界的作曲家である細川俊夫さんが、自身の半生と芸術思想を初めて語り下ろした書の日本語版『細川俊夫 音楽を語る──静寂と音響、影と光』の出版を記念し、翻訳を担当した柿木伸之さんを聞き手に、同書で語られた創作の軌跡の背景、そしてオリジナルのドイツ語版出版後の創作活動について語ります。特別ゲストとしてリコーダー奏者の鈴木俊哉さんを迎え、師・尹伊桑の思い出と書(カリグラフィー)としての音楽の着想について、日本の伝統音楽との出会いと武満徹との伝統楽器の扱いの違いなどについて、実際の演奏を聴きながら語っていただきます。そのほか、オペラ《班女》《松風》の貴重な映像を観ながら、細川さんの最近の創作活動について知ることのできる貴重な機会です。

『細川俊夫 音楽を語る──静寂と音響、影と光』(アルテスパブリッシング)刊行記念
細川俊夫×柿木伸之トークショー
「細川俊夫の創作の背景にせまる──尹伊桑、武満徹、そしてオペラへの道──」
特別ゲスト・演奏:鈴木俊哉(リコーダー)
http://espacebiblio.superstudio.co.jp/?p=6138

[日 時]2017年3月4日(土)15:00〜17:00(14:30開場)
[参加費]1,500円(当日精算)
[予約制]メール(info●espacebiblio.superstudio.co.jp ●=アットマーク)
     または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。
     ●メール受付:件名「3/4細川氏トーク希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。
     ●電話受付:03-6821-5703(火→土11:30→20:00)
     ※定員60名様
[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
     地図→http://espacebiblio.superstudio.co.jp/?page_id=2
     〒101-0062
     東京都千代田区神田駿河台1-7-10YK駿河台ビルB1F
     電話:03-6821-5703

[出演者プロフィール]
細川俊夫(ほそかわ・としお)
1955年、広島に生まれる。1976年にドイツへ留学。ベルリン芸術大学で尹伊桑に、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で作品を発表して以来、ヨーロッパと日本を中心に作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。2016年1月ハンブルク州立歌劇場で初演されたオペラ《海、静かな海》(平田オリザ原作・演出)は大きな注目を集めた。2012年、紫綬褒章受章。

柿木伸之(かきぎ・のぶゆき)
1970年、鹿児島市に生まれる。広島市立大学国際学部准教授。専門分野は20世紀ドイツの哲学および美学。著書に『ベンヤミンの言語哲学』(平凡社)、『パット剝ギトッテシマッタ後の世界へ』(インパクト出版会)など。

鈴木俊哉(すずき・としや)
アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に取り組む。B.ファーニホウ、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演。国内外の主要な音楽祭にソリストとして参加。2002年のダルムシュタット夏期講習会講師。名古屋市民芸術祭賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、中島健蔵音楽賞、創造する伝統賞、佐治敬三賞等を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。www.tosiyasuzuki.com