来月5日にアルテスパブリッシングはめでたく創業15周年を迎えます。多くの方々が支えて下さったおかげで出版活動を続けられていることには感謝しかありません。その記念出版の第1弾を4月15日に2冊同時に発売します。
1冊はアルテスにとって初めてとなる翻訳小説『鑑識レコード倶楽部』、もう1冊は古楽界に大きな議論を巻き起こした話題の書『古楽の終焉』です。
『鑑識レコード倶楽部』はイギリスの作家マグナス・ミルズの長編第9作で、翻訳は柴田元幸さん。シングルレコードを3枚ずつ持ち寄ってただ黙って聴くという奇妙な倶楽部を始めた男たちの話です。『魂のゆくえ』でおなじみのピーター・バラカンさんとロック・バンド、カーネーションの直枝政広さんに推薦コメントをいただきました。
『古楽の終焉』の著者は、2011年に惜しくも世を去ったオーボエ/リコーダー奏者で音楽学者のブルース・ヘインズ。奇しくもアルテス創業と同じ2007年に著された本ですが、古楽演奏に疑問を突きつけ、クラシック音楽のとらえ方をひっくり返した衝撃とその価値は今も変わりません。日本でも新たな議論を巻き起こすこと必至の本書にぜひご注目下さい。
創業15周年にあたってはフェア展開のほかにも企んでいることがあります。決まり次第サイトやメルマガ、SNSで発表していきますので、こちらもご期待下さい。
新刊の詳細については上記リンク先ページでどうぞ。