荘村清志 弾いて飲んで酔いしれて
ギターとともに50年

定価:本体2000円[税別]送料:国内無料

  • 四六判・上製 | 180頁(うちカラー16頁)
  • 発売日 : 2020年12月14日
  • ISBN 978-4-86559-230-6 C1073
  • ジャンル : クラシック/演奏家
  • ブックデザイン:桂川潤

「ギターは、ひとりぼっちでいることのすばらしさを教えてくれる」──
日本を代表するクラシック・ギタリストが語る人生と音楽。
デビュー50周年記念出版!

巨匠イエペスとの出会い、スペイン武者修行、
作曲家・武満徹の教え、人知れぬスランプ、ツアーに明け暮れる日々、
そして人生の妙味を教えてくれたかけがえのない友人たち──

詩人・谷川俊太郎による書き下ろし巻頭詩から幕を開ける本書は、
デビューから50年、いまなお日本のクラシック・ギター界をリードする
荘村清志の人生と音楽への想いを凝縮した1冊です。

朝日新聞連載「人生の贈りもの」を中心に、
作家・向田邦子が若き日の荘村を評した異色のエッセイ、
音楽評論家・濱田滋郎による日本のギター音楽史と荘村の50年をたどる評論、
盟友のギタリスト・福田進一、舞踊家・小松原庸子との対談、
スペインでの《アランフェス》録音を実現させるために
手弁当で集まった友人たちが当時を振り返る座談会を収載。
フォトアルバム(カラー)、年譜、ディスコグラフィも掲載。

本書の書名も谷川俊太郎からのプレゼントです!

【リサイタル会場にて先行発売決定!】
2020年11月13日(金)開催/浜離宮朝日ホール(昼夜2公演/主催:朝日新聞社)
荘村清志ギターリサイタル「荘村清志 ギター名曲選」(追加公演/13:30開演)
荘村清志ギターリサイタル「荘村清志 ギター名曲選」(19:00開演)
会場にて先行発売いたします!

ためし読みもできます! こちらからどうぞ。

プロフィール

  • 荘村清志(しょうむら・きよし)
    ギタリスト。1947年岐阜市生まれ。9歳よりギターを始め、父・正人、小原安正、63年から4年間スペインに渡り巨匠ナルシソ・イエペスにそれぞれ師事。帰国後は、一流アーティストや主要オーケストラとの競演、EMIミュージック・ジャパン(現ユニバーサル)でのレコーディング、武満徹をはじめ作曲家への新作委嘱など、第一線での活躍を続ける。現在、東京音楽大学客員教授。また、東京国際ギターコンクール審査員、「Hakujuギター・フェスタ」プロデューサーを務める。

  • 吉田純子(よしだ・じゅんこ)
    1971年、和歌山県生まれ。朝日新聞編集委員。1993年東京芸大音楽学部楽理科卒業、1996年同大大学院音楽研究科(西洋音楽史)修了。在学中はピアニスト、音楽ライターとして活動。1997年朝日新聞社入社。学芸部、整理部、広告局、文化くらし報道部次長などを経て現職。

CONTENTS

荘村清志フォトアルバム

魂のけものみち(谷川俊太郎)

人生の贈りもの(荘村清志)

 1 相棒ギター、人生を極彩色に
 2 無音の世界を生きる友と「会話」
 3 「私の秘密」はギター、まだマイナーなころ
 4 巨匠イエペス、脱力の極意
 5 心に刻んだ、楽譜にはないこと
 6 演奏は完璧、でも心は空っぽに
 7 向田さん、未熟でごめんなさい
 8 飲んで飲んで、武満さんから曲
 9 酔いしれて、自分のために
 10 十弦ギター、ゴージャスだけど
 11 どん底で気づいた先生の真意
 12 メナ以外の指揮で録音しない!
 13 大の大人が、奇跡のキヨシ会
 14 消えた後、心に響く そんな音を

荘村清志と日本のギターの歩み(濱田滋郎)

男性鑑賞法・荘村清志(向田邦子)

対談 福田進一

対談 小松原庸子

座談会 キヨシ会

御礼にかえて(荘村清志)

年譜
ディスコグラフィ