〈Booksウト〉

歌の心を究むべし
古楽とクラシックのミッシングリンクを求めて

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定価:本体2,200円 [税別]

  • 四六判・上製 | 196頁
  • 発売日 : 2017年9月11日
  • ISBN : 978-4-86559-168-2 C1073
  • ジャンル : クラシック/古楽/エッセイ
  • ブックデザイン:中島浩/カバー装画:筆者不詳『西洋風俗図』(歸空庵コレクション、部分)

〈音楽〉はいったいどこにあるのか?──
古楽の鬼才、初の音楽論集!

古楽アンサンブル「アントネッロ」のリーダーにして、
リコーダーとコルネットのヴィルトゥオーゾとして知られる著者が、
ルネサンス、バロックにとどまらず、
ジャズ、ラテン、往年の名指揮者の録音、
そして過去のさまざまな音楽書を渉猟し、
真に音楽的なものとは何かを追い求める。

「歌心」の舞台はサウンド上にはない。
サウンドが響き渡る現実世界を「海」にたとえるなら、
その舞台は「港」のようなところにある。
この港はちょうどファンタジーと現実とを結ぶ接点。
そしてそれは海ではなくまだ陸地、
つまり心の内側にあるのだ。
(本書「歌心が舞い踊る舞台」より)

プロフィール

  • 濱田芳通(はまだ・よしみち)
    リコーダー&コルネット奏者。わが国初の私立音楽大学である東洋音楽学校(現東京音楽大学)の創立者を曽祖父にもち、音楽一家の4代目として東京に生まれる。桐朋学園大学古楽器科卒業後、スイス政府給費留学生としてバーゼル・スコラ・カントールムに留学。古楽アンサンブル「アントネッロ」を主宰、国内外で高い評価を受けている。

CONTENTS

歌心が舞い踊る舞台

歌心のためのリズムはオフビートだ!

歌心も人生最後に花開く

ミューズとの交信、あるいはシャロン・ストーンとの妄想デートについて

歌心のプリマドンナ〜音の位置エネルギー

歌の心は母心「母音が好きなんやで〜」

タクトゥス〜ルネサンス時代の指揮法!?

桃山ルネサンスの南蛮音楽〜日本人のアイデンティティ

ラブ♡モンテヴェルディ〜第三の技法

音楽の細胞分裂〜ディミニューション

ルバートは二連符か三連符か

ダ・ヴィンチはオペラを作ったか?

往年の巨匠たち〜失われたオフビート

古楽とワールド・ミュージック〜テレマンへの登山口を探して