今年の「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭(LFJ)」のテーマは「ラ・ダンス」。同音楽祭アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタンが企画し、気鋭の音楽・舞踊学者が書き下ろした日仏共通オフィシャルブック『ダンスと音楽』が4月26日、発売となります。アルテスにとっては昨年の『ナチュール 自然と音楽』につづいてのLFJ公式本出版。
古代には一体のものであった音楽とダンスは、それぞれの独立性を高めながらもたがいに補完し合い、影響を与え合って発展してきました。本書は、宮廷の舞踏会からダンスホールへ、ナショナリズムの勃興とともに盛んになった民族舞踊から劇場で踊られる近代バレエへ、プリミティヴな躍動と芸術とのはざまで出会う2つの芸術の関係を、ヨーロッパの文化史の流れとともに解説した画期的な書です!
LFJの予習や参考書としてはもちろん、舞曲などを演奏することの多いピアノ学習者や、バレエを楽しむ方々にも役立つ1冊となっています。[G]