9月に刊行した牧野直也著『チャーリー・パーカー伝』の書評が、
『レコード・コレクターズ』12月号に掲載されました(以下太字は評文からの引用です)。
「ジャズ界最大のレジェンドの新たな伝記に今さらどんな切り口で挑むのか」というごもっとも不安から始まりますが、
しかし「読む前の危惧は杞憂だった」と続きます。
「欧米で刊行されたあらゆる評伝の原文・訳書に丹念にあたりながらの事実の検証作業」と
「別テイクから私家ライヴ録音まで、遺された音源ほぼすべてに隈なく言及する」
という2つを柱として挙げたうえで、
「奇抜な発想は何処にもない」正攻法の本書を高く評価していただきました。
評者の松尾史朗さん、どうもありがとうございました。
パーカーの生誕200年からは2年遅れてしまいましたが、
それだけの時間をかけた意味のある決定的な労作ですので、
モダン・ジャズ、ジャズに関心をお持ちの方に
広く読んでいただけたら嬉しいです。