日本音楽表現学会の機関紙『音楽表現学』Vol.14に、大友直人+津上智実+有田栄『わからない音楽なんてない!──子どものためのコンサートを考える』の書評が掲載されました。評者はピアニストで同学会会員の林萌さん。A4判×4頁というヴォリュームある書評で、本の概要、出版意義、読みどころなど、深く、そしてていねいに論じてくださって、ありがたいかぎりです。とくに『わからない音楽なんてない!』というタイトルについて、西島千尋さんの『クラシック音楽は、なぜ〈鑑賞〉されるのか』(新曜社、2010)で論じられた、音楽が「きく」ものから「わかる」べきものとなった過程とからめて言及してくださっていて、タイトルを付けた本人としても「なるほど!」と思いました。[G]