『レコード・コレクターズ』4月号に『ヘッドフォン・ガール』書評掲載

今月の『レコード・コレクターズ』誌4月号(特集は大滝詠一)で、著者と同世代の音楽評論家・小野島大さんが『ヘッドフォン・ガール』を書評してくれました。

もちろん重要なモチーフとして使われるのは音楽である。著者の豊富な音楽知識や音楽制作の経験、音楽史、録音史研究の成果などがちりばめられ、それが物語の展開に深く関与する。

著者らしくかなり細かく精密なプロットがちりばめられているが、理に落ちるだけでなく、ちゃんと余情が伝わってくる。

そして、

執拗なまでに論理的でありながら、ロマンティックな音楽への愛情と執着が垣間見える

ところに、著者の音楽評論とこの小説に共通する魅力を見い出していただいています。小野島さん、どうもありがとうございました!