作曲家たちの選んだ暮らしと、その中で生まれた曲の美しさとの緊密なつながり──『サウンド&レコーディング・マガジン』に『「亡命」の音楽文化誌』の書評掲載

『サウンド&レコーディング・マガジン』8月号(表紙がディーン・フジオカ!)にエティエンヌ・バリリエ著/西久美子訳『「亡命」の音楽文化誌』の書評が掲載されました。評者はもちろん書評欄のレギュラー執筆者、横川理彦さん。

[本書の]企画者であるラ・フォル・ジュルネ音楽祭のディレクター、ルネ・マルタンが語るように〈偶然、昨今の政治情勢と共鳴〉しているため、意義深い内容になっている。

いずれも作曲家たちの選んだ暮らしと、その中で生まれた曲の美しさとの緊密なつながりが、著者の優れた文章から見事に浮かび上がってくる。取り上げられた作曲家たちの作品をあらためて聴きたくなる、優れた著作である。

と高く評価してくださいました。