口述筆記の一場面はまるで真剣で切り合うようなスリリングさ|『WORLD 旅のひろば』に『ソング・オブ・サマー』の書評掲載

ワールド航空サービスが発行する月刊の情報誌『WORLD 旅のひろば』2018年1月号に、エリック・フェンビー著/小町碧訳/向井大策監修『ソング・オブ・サマー 真実のディーリアス』の書評が掲載されました。

音楽家の伝記というよりは、……フェンビーの、「青春回顧録」ともいえるかもしれません。

[略]楽譜の口述筆記の一場面はまるで真剣で切り合うようなスリリングさが伝わります。
 この生活に静かな存在感を放つのがグレーなる村の存在感です。[略]……田舎町の生活風景はBGMのように随所に瑞々しく描かれ、2人を繋いでいたのは音楽と、グレーの美しさかもしれないと思えてきます。

と、旅の情報誌ならではの視点で紹介してくださっています。