音楽の中に秘められた身体性という意外な盲点に着目|『週刊読書人』で小宮正安さんが「今年の音楽書」に『ダンスと音楽』を選んでくれました。

2017年12月22日付の『週刊読書人』(第3220号)にて、クレール・パオラッチ著/西久美子訳『ダンスと音楽──躍動のヨーロッパ音楽文化誌』が紹介されました。音楽評論家の小宮正安さんが「2017年回顧・音楽」で取り上げた9冊のなかの1冊。

 今年も大手音楽系出版社がほとんど振るわない中(守りの姿勢だけでは却って逆効果だろうに)、小規模あるいは一般書の出版社から面白い本が出てきたのは大収穫。

と切り出し、『ダンスと音楽』については、

音楽(しかも黙って聞いているのがよしとされるクラシック音楽)とダンスとの切っても切れない歴史を解き明かすのが『ダンスと音楽』(クレール・パオラッチ著、西久美子訳、アルテスパブリッシング)。音楽の中に秘められた身体性という意外な盲点に着目しながら、両者の関係が織りなす政治性に至るまで、新たな視点からヨーロッパの音楽文化史を捉え直す。

と評してくださいました。

以下で全文を読むことができます。

2017年回顧 音楽|時代に翻弄される音楽──中央と周縁との葛藤から生まれる音楽|週刊読書人ウェブ