『音楽の友』に『おとなのための俊太郎』の書評掲載

『音楽の友』8月号にネーモー・コンチェルタート編『おとなのための俊太郎』の書評(レヴュー)が掲載されました。評者は音楽評論家の矢澤孝樹さん。「バロック風歌曲に乗せて──こんな谷川俊太郎は初めて!」と題し、

「ラジカル古楽歌謡」を標榜する彼らは、初期イタリア・バロックの「語り」と「歌」が重なる領域を基盤に、近代和声もポピュラー・ソングの旋律性もジャズ的即興も織り交ぜ谷川世界を描く。時に多重録音でマドリガーレ風に遊ぶ辻の歌は千変万化だが、「言葉」を明快に伝える意図は一貫、バロックのアフェクト(情感)表現がかくも谷川作品にはまることに驚く。

と熱く熱く感動を語ってくださいました。

[木村]