『レコード・コレクターズ』6月号にて、『リュック・フェラーリ センチメンタル・テールズ』の書評が掲載されました。評者はジャズ評論家の松尾史朗さん。
……「自伝」とは全くのフェイクなのだ。断片的で反復する、いわばフェラーリ流シュルレアリスム。[略]難解ではない。全体の尺も短いから大きい字体、余白たっぷりのレイアウトは今時の空気に反していて気持ちがいい。そして様々な時代を飄々と泳ぎ回り、老いてなお交流の輪の拡がりを求めた官能性の体現者としての本質をよく理解した訳出ぶりも見事である。
と企画や造本まで含めて高く評価してくださっています。
[木村]