小島敬太さんが東京・中日新聞で『鑑識レコード倶楽部』を紹介してくださいました

9月6日付け東京新聞・中日新聞の「海外文学の森へ38」で、音楽家・作家・翻訳家の小島敬太(ケイタニーラブ)さんが、『鑑識レコード倶楽部』を採りあげてくださいました。

この倶楽部の本質を

世間的な評価から切り離された真空状態で音を楽しむ、いわば究極の自由、「大いなる平等」がここにある

ことに見出しつつ、

レコードをただ聴き、あるがままに受け止める、という行為は、なかなか簡単なことではないらしい。

と、現実にはその真空状態を維持することがむずかしいことも踏まえて、

鑑識レコード倶楽部のような、まっすぐに貫く“好き”が貴重に感じられる。

と締めくくられています。
多様な読みが可能なこの小説をたっぷり味わっていただけたようで嬉しいです。
小島さん、どうもありがとうございました。