2008年に刊行し、その年の吉田秀和賞とサントリー学芸賞をダブルで受賞という栄誉に輝いた片山杜秀さんの代表作『音盤考現学』(片山杜秀の本1)と『音盤博物誌』(同2)がちくま文庫に入りました。文庫化にあたってはタイトルが『音楽放浪記』となり、編集も新たに日本編と海外編の2冊に生まれ変わります。そのうちの『日本之巻』が今月発売されましたので、未読の方はこの機会にぜひお手にとってみてください。ちなみに文庫解説は井上章一さんで、ならではの視点からの片山論がさすがです。
(なお、『音盤考現学』はすでに絶版となっていますが、電子書籍でお読みいただけます)