『鑑識レコード倶楽部』の作家公認プレイリストが公開されています

本日発売した『鑑識レコード倶楽部』には100を優に超えるロック/ポップスの曲が登場します。ところが、曲名は出てきても、それがだれの曲なのか、アーティストの名前はいっさいナシ。「これ、誰の曲だったっけな〜?」と悩むながら読むのも本書の味のひとつになっています。

タイトルで検索すれば分かる曲も多いとはいえ、同じタイトルの曲が複数存在していたり、複数のアーティストが録音していたり、ということもあって、邦訳の刊行にあたっては自分たちでプレイリストを作ろうかな、と考えていました(じつは海外の読者がSpotifyに作ってくれているプレイリストはあるのですが、それは鵜呑みにするわけにもいかず)。

ところがそろそろ校了が見えてきた頃になって、なんと作家のマグナス・ミルズ公認のプレイリストを公開されていることを、訳者の柴田さんが発見! なあ〜んだ、気を使わなくても種明かししてるじゃないか、とホッとしたわけです。

The Official Forensic Records Society Playlist by Magnus Mills”がそれで、さらには“Music from the Meetings of the Forensic Records Society”として、「作中には登場しないけれどかかった(はずの)曲」というプレイリストまであります!

聴きながら読むのもよし、読み終えてから聴くのもよし、ぜひご活用のうえお楽しみください。
巻末には、訳者の柴田元幸さんがポイントになる曲や歌詞について解読していますので、そちらも併せてどうぞ!