『熱帯の真実』の書評が『intoxicate』最新号に掲載!

10日に配布が始まったタワーレコードのフリーペーパー『intoxicate(イントクシケイト)』最新号#148に、
カエターノ・ヴェローゾ『熱帯の真実』の書評が掲載されました。
発売から2週間あまり、メディアに掲載されたもっとも早い書評です。

評者はICC(国際コミュニケーションセンター)の主任学芸員を務めてらっしゃる畠中実さん。
この「自伝的ブラジル音楽文化論とも言うべき大著」には
「美術に関心のある人も引き込まれるトピックも多くある」ことに触れながら、

それ[ブラジルの社会的、思想的背景]が不可避的に個人史とオーヴァーラップしてしまうのは、
著者がサンバの改革としてのボサノヴァを同時代に体験し、自身がその中心的な存在として、
ブラジルの文化革命を体現していたことの証左であろう。

と評文は締めくくられています。
畠中さん、大著を丁寧に読んでくださって、ありがとうございました!