「音楽文化に特化したメディア・プラットフォーム」TURNに、風間一慶さんによる『ブラジリアン・ミュージック200』のレビュー「200年の歌こそストーリーテラー」が掲載されています(2023.11.30)。
この本が曲単位で構成されていることや、曲が年代順には並んでいないこと、参考アルバムを複数挙げていることの意図と意味を読み取ってくださったうえで、
時間の流れではなく、制作された背景に起因する歌の流通経路にこそ、ブラジルのポピュラー音楽の特殊性は表れている。ブラジルの歌と歴史がフラクタルであることも指摘できよう。ディスク・ガイドの体裁をとりながら、楽曲を快弁に語らせる、クリティカルな一冊だ。
とガイドブックの批評性にも言及していただき、たいへんうれしいレビューでした。
気がつくのが遅くて今頃のご紹介となってしまいましたが、この評に興味を惹かれた方はぜひ『ブラジリアン・ミュージック200』をお読みになってください。電子版も発売しています。