いま、あらためてバッハに出会う。
これから学びたいあなたのために
音楽学・歴史学・宗教学・音響学・楽器学・言語学の専門家がわかりやすく解説。
21世紀のバッハ学はここから始まる!
A5判・並製・208頁
定価:本体2200円[税別]
発売:2012年4月中旬
ISBN978-4-903951-53-9 C1073
装丁:折田 烈(餅屋デザイン)
カバー装画:柴田純与
ジャンル:作曲家/音楽史
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●内容
「バッハの音楽は、学びの段階に応じて発見の喜びを与えてくれる、報いの多い対象である」(礒山雅)
バッハ時代のドイツは?
当時話されていたドイツ語は?
ルターがバッハに残した遺産とは?
バッハはどんな楽器・奏法・音響・音律を想定して作曲したのか?
19世紀にバッハ復興が起こったわけは?
ルター派のバッハがなぜカトリックのミサ曲を書いたのか?──
バッハ研究の第一人者・礒山雅をはじめ9人の著者による14の講義が、バッハという類なき知の水脈へ誘う。
●編者・著者紹介
礒山 雅(いそやま・ただし)[編者]
国立音楽大学教授、日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクター
久保田慶一(くぼた・けいいち)[編者]
国立音楽大学教授
佐藤真一(さとう・しんいち)[編者]
国立音楽大学教授
加藤一郎(かとう・いちろう)
国立音楽大学准教授
末松淑美(すえまつ・よしみ)
国立音楽大学准教授
中溝一恵(なかみぞ・かずえ)
国立音楽大学専任講師、同大学楽器学資料館副館長
宮谷尚実(みやたに・なおみ)
国立音楽大学准教授
森 太郎(もり・たろう)
国立音楽大学准教授
吉成 順(よしなり・じゅん)
国立音楽大学教授
●目次
はじめに(礒山 雅)
第1講 バッハの生涯──バッハ研究をめぐる諸問題(礒山 雅)
第2講 バッハ時代のザクセン選帝侯国──17世紀末から18世紀前半のドイツ(佐藤真一)
第3講 ルターとコラール──その神学とことば(宮谷尚実)
第4講 バッハと神(礒山 雅)
第5講 バッハのクラヴィーア音楽──演奏者の立場から(加藤一郎)
第6講 音響学からみたバッハの時代(森 太郎)
第7講 バッハ時代の楽器(中溝一恵)
第8講 バッハと流行(礒山 雅)
第9講 バッハの家庭、生活、教育(久保田慶一)
第10講 18世紀ドイツの言語と文化(末松淑美)
第11講 バッハの音楽頭脳(礒山 雅)
第12講 父ゼバスティアンと次男エマーヌエル(久保田慶一)
第13講 19世紀におけるバッハ(吉成 順)
第14講 ロ短調ミサ曲──宗派の対立を超えて(礒山 雅)
おわりに(佐藤真一)
●関連情報(書評/イヴェントほか)
教養としてのバッハ