『ステレオ』に『ソング&セルフ』の書評掲載

『ステレオ』2024年3月号にイアン・ボストリッジ著/岡本時子訳『ソング&セルフ──音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること』の書評が掲載されました。評者は真保安一郎さん。

モンテヴェルディ『タンクレディとクロリンダの戦い』の評論も面白いが、ラヴェルの『マダガスカル島民の歌』が、プーランクの『黒人の狂詩曲』とともに、当時の〝ネグロフィリア〟(黒人愛好)流行の波に加わって書かれていたことに驚いたし、当時の欧州白人の植民地主義についての記述も示唆に富んでいて、とても興味深く読むことができた。