音楽に身を捧げた者にしか書けない「信仰告白」──読売新聞に『ソング&セルフ』の書評掲載

本日(2024年3月10日)付の読売新聞書評欄「記者が選ぶ」コーナーに、イアン・ボストリッジ著/岡本時子訳『ソング&セルフ──音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること』の書評が掲載されました。

本書を「演奏家が作品の背景にある社会的、政治的な文脈とどのように向き合うべきか」を論じたものと紹介し、

 一方、音楽は知的理解を超えた存在だ。演奏とは直感的なひらめきの瞬間であり、「歌手と歌とが溶けあうほど深く音楽に没入すること」。本書は音楽に身を捧げたものにしか書けない一種の「信仰告白」だ。

と結んでくださいました。