毎日新聞京都版にて『親愛なるレニー』紹介

2月19日付の毎日新聞京都版に吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』の紹介記事が掲載されました。

京都・読書之森「親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語」|毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240219/ddl/k26/070/131000c

書いてくださったのは矢倉健次記者。冒頭、昨年7月の河合隼雄物語賞の授賞式のエピソードから書き起こしておられるので、当日その場にいらっしゃったようです。

 この本に出合う少し前、以前から気になっていたバーンスタインを本格的に聴いてみようと、百数十枚のCD・DVDがセットになった全集を衝動買いした。聞いていくうちに気づいたのは、彼は「音楽とは喜び」であることを教えてくれる人だということだった。読後に聴くと、指揮台上で全身全霊でそれを表現する自分なりのマエストロの姿が目に浮かぶようになった。世に芸術があるかぎり、色あせることはない存在なのだろう。

この方にとって、この本との出会いは〝必然〟だったのかもしれません。新刊ではなくなってからも、このようにレビューを書いてくださるかたがいらっしゃるのはほんとうにうれしいことです。