読売新聞に吉原真里さんインタビュー掲載

7月22日(土)付の読売新聞関西版夕刊に吉原真里さんへのインタビュー記事が掲載されました。吉原さんの著書『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が第11回河合隼雄物語賞を受賞したことを受けて、同紙記者・中井道子さんが取材してくださいました。

ふたりの日本人がバーンスタインに送りつづけた大量の手紙について、

「出会った以上は何かしなければという使命感を何かしなければという使命感を覚えた。手紙自体に力があるのはもちろん、日米関係やジェンダー、人種を研究する私なら、これらを文脈化して示せると思いました」

と語る吉原さんの言葉の奥に、

 [吉原さんは]父の仕事の都合で米国で生まれた。日本で過ごした高校時代にボーボワールの『第二の性』を読み、「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」という有名な一節に出会った。

という個人的な体験があり、それが研究や著書の背景になっていることを浮かびあがらせる好記事でした。