北海道新聞に橋本邦彦さんのインタビュー記事が掲載されました

吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』の主要な登場人物のひとりで、オーストラリア・シドニー在住の俳優・橋本邦彦さんへのインタビュー記事が北海道新聞のデジタル版に掲載されました。取材と執筆は同紙文化部の赤木国香さん。

33年前の札幌、バーンスタインがPMFに託した思い 伴走者・橋本邦彦さんに聞く<デジタル発>|北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/874226
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橋本さんは、7月17日(月・祝)に北海道大学で開催されるトークイベントに登壇予定。1990年にバーンスタインとともに創設に奔走した「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」への思い、『親愛なるレニー』の出版にいたる経緯など、7000字におよぶヴォリュームのインタビューで率直に語っておられます。

当初「自分の没後にしてほしい」と言っていた日本語版の出版については、

[…]僕も、日本の皆さんに「バーンスタインはこういう人だったよ」と正直に話さなきゃいけないなと思った。それと、吉原さんの英語版[Dearest Lenny(Oxford University Press, 2019)]が興味本位ではなく非常に真摯(しんし)な形で受け止められたことも大きかった。日本でもそう受け止めてもらえるだろうと思ったのです。

と翻意の理由を語っています。また、本には描かれていないバーンスタインとの出会いについても、明かされています。

バーンスタインのことを「バーンスタインほどカリスマ性がある人物には、現在でもお目にかかったことはありません。そして非常に大きな包容力。その包容力は巨大でした」と語る橋本さん。7月17日には北海道大学にて「レナード・バーンスタインの生きた世界と残したレガシー〜「PMFにみる世界と芸術」 & 「LGBTQフレンドリーなまちづくり」〜」と題するトークイベントに登壇予定。『親愛なるレニー』の著者・吉原真里さん、音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹さんほかと、バーンスタインとPMFについて、LGBTQについて、さまざまな観点からトークを繰りひろげます。入場無料・申し込み不要ですので、ふるってご来場ください!

(写真:橋本邦彦氏提供)