photo by Makoto Kiryu

本日（2023年6月6日）、河合隼雄物語賞・河合隼雄学芸賞（主催：一般財団法人河合隼雄財団／協力：新潮社）の選考会が開催され、吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』（小社刊）が「第11回河合隼雄物語賞」の受賞作に決定いたしました。先日発表された日本エッセイスト・クラブ賞受賞に続いての快挙です！

第11回河合隼雄物語賞が決定いたしました！｜河合隼雄財団
https://www.kawaihayao.jp/ja/prize/3255.html

授賞理由
バーンスタインと二人の日本人の人生が交差していく様を、手紙を通して描き出したノンフィクション。
人生とは物語だと気付かせてくれる。

受賞のことば
言葉の力、芸術の力、愛の力を伝える本が、現在の社会においてこのように評価されることの意義を深く感じている。

選考委員は岩宮恵子、小川洋子、後藤正治の3氏（50音順）。

授賞対象については「人のこころを支えるような物語をつくり出した優れた文芸作品に与えられる。河合隼雄が深く関わっていた児童文学もその対象とする」、対象期間については、「選考は1年ごとに行う。毎年3月からさかのぼって2年の期間内に発表・発行された作品を選考対象とする」とされています。受賞者には記念品および副賞100万円があたえられます。

河合隼雄物語賞
https://www.kawaihayao.jp/ja/monogatari/

正式な受賞の言葉や選評は『新潮』8月号（7月7日発売）誌上で発表される予定です。

吉原さん、ほんとうにおめでとうございます！

 

【追記】

新潮社のWebマガジン「考える人」やニュースメディアにも速報が掲載されています。

第11回河合隼雄物語賞・学芸賞授賞作決定｜考える人
https://kangaeruhito.jp/article/756624

河合隼雄物語賞に吉原真里さん、学芸賞は国分功一郎さん｜Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6190112281c64caa73188a0597a64fc9ad1116b0