『宣伝会議』で『親愛なるレニー』が紹介されました

広告専門誌『宣伝会議』2023年5月号にて、吉原真里著『親愛なるレニー──レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が紹介されました。書いてくださっているのは電通の山田壮夫さん。

「「商品開発」「コミュニケーション開発」に活かすコンセプトのつくりかた」という特集のなかで、「コンセプトの秀逸事例」のひとつとして紹介されています。「えっ、何のコンセプト?」と思って読むと、

コンセプトは、「愛の人、バーンスタイン」。

と始まります──。

この著名な音楽家にまつわる膨大な資料に「愛の人」というサーチライトを当てることによって、日米の文化政策や音楽ビジネスといったマクロなストーリーと、手紙を通じた個人の交流というミクロのエピソードが織りなす壮大なドラマを浮かび上がらせることに成功しています。

なるほど、広告業界の人はこの本をこう読むのか! と目からウロコでした。