読売新聞に堀朋平さん登場。『わが友、シューベルト』を語る!

5月7日(日)付の読売新聞文化面「本よみうり堂」の「著者来店」のコーナーに堀朋平さんが登場。『わが友、シューベルト』を語っています。

取材と執筆は同紙記者の松本良一さん。「心迫る楽曲の秘密 追究」と題し、

 作曲家が万華鏡でのぞいたかもしれない「無限の変転」は、宇宙を幻視し、自身の心の迷宮=音楽を映し出す。狂騒、神、他者──さまざまな想念と時代背景を膨大な資料を用いて読み解いていく。その原動力は、くめども尽きぬ作曲家へのシンパシーだ。

「シューベルトに顕著な副次主題な繰り返しは、秘められた心の動きであり、法悦(エクスタシー)と痛みを呼び起こすトラウマです」。こうした綿密かつ大胆な推理を、横尾忠則の絵や新海誠のアニメ映画を参照しながら進めていく。その筆致は精神分析家のようだ。

と、この600ページ超えの大冊を読み込んだうえで、さらに著者の精神の深奥にせまらんとする、松本記者ならではの渾身のインタビューでした。