北海道新聞に吉原真里さんの取材記事掲載

4月23日(日)付けの北海道新聞読書面に吉原真里さんの取材記事が掲載されました。

「バーンスタイン 日本との絆──ファンと恋人との400通以上から紡ぐ」と題する、1面の半分ほどを占める大きな記事(取材と執筆は編集委員の恵本俊文さん)。新緑をバックにたたずむ吉原さんの写真と、『親愛なるレニー』にも掲載されたレナード・バーンスタインが第1回PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)でアカデミー生を指導している写真が目を惹きます(いずれもカラー)。

一問一答式の構成で、吉原さんがワシントンの議会図書館で天野和子さんと橋本邦彦さんのバーンスタイン宛の手紙を見つけたときの驚きから、そのような発見を可能にしたアメリカのアーカイヴ文化の特色、個人書簡を読むうちに心にせまってきた「人間・バーンスタイン」の「愛」、そして英語版、日本語版の出版にいたるまでの経緯まで、吉原さんの率直な思いが語られています。

記事の最後は以下のようなQ&Aで締めくくられています:

─バーンスタインの愛は、広島での平和コンサートやPMF創設につながりました。執筆を終えて考えたことは。

 「愛にはいろんな形があり、その愛が可能にすることが本当にあるんだということを感じます。この本に携わることによって、音楽や芸術を媒介にして、全然違う世界にいる人と人が本当に深いところでつながり、愛をはぐくみ、そこから貴重な、大切なものが生まれるということがあるんだと再確認できました」